
愛子先生の診察室便り
患者さんの健康上の気掛かりになることをお便りしていきます。
2024/01/19
![]()
感染症対策 Part 1 コロナウイルス感染症とインフルエンザ
メルボルンでオーストラリアオープンテニスが開催されています。世界中からメルボルンに人が集まってくることもあり、ビクトリア州政府は、コロナウイルス感染症が再度蔓延する恐れがあることをこぞって警告しています。
まずは、...
2023/12/15
![]()
鉄分不足にならないために
オーストラリアでは、人口の最大5%が鉄欠乏症と言われています。
鉄分は血液中でヘモグロビンの構成成分となり、酸素を体内に運ぶ働きを担っています。つまり、鉄分はさまざまな身体機能に関与し、日常生活に必要なエネルギーを供給するために欠かせないものです。普段の生活でも鉄分は常に体内で使われ、...
2023/11/17
![]()
ビタミンDを上手に摂取
メルボルンもやっと春らしくなりました。春のあと、今年はすぐ猛暑が来るといわれています。夏になると外のアクティビティが増えると思いますが、猛暑では逆に外に出ずに、日光を浴びる機会が減るかもしれません。すると、日に当たることで生成されるビタミンDが不足する可能性があります。
今回は、...
2023/10/20
![]()
発達障害シリーズ 第4回 学習障害
日本からいらしたばかりで「うちの子は『学習障害』がある」とおっしゃる保護者の方が比較的多く見受けられます。お話を伺うと、皆さんの言う『学習障害』の意味合いは、「うちの子は勉強が嫌い・不得意ということが多いのに気付かされます。
医学的な『学習障害』とは?
『学習障害』を指す‟LD...
2023/09/15
![]()
発達障害シリーズ 第3回 注意欠如多動症
私の診療経験から2015年以降、“発達障害”の診断自体に流行が生じ始めたと感じています。患者さんにとって悩んでいた心理パターンや行動に理由づけができることで、一種の安心を感じることにメリットがないわけではありませんが、安易に診断して “...
2023/08/18
![]()
発達障害シリーズ 第2回 自閉スペクトラム症
発達障害シリーズの2回目は、自閉スペクトラム症(ASD)について考えてみましょう。
どんな特性か
自閉スペクトラム症(ASD)は、言葉や、言葉以外の方法、例えば、表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが得意ではない、...
2023/07/21
![]()
発達障害シリーズ 第1回 大人の発達障害
最近、自分または子供は発達障害なのではないか? という相談を受けることが多くあります。
今回から4回に分けて、大人の発達障害、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、学習症について考えたいと思います。
発達障害の3つの要因
発達障害は、先天的な脳の機能発達の偏りによって、...
