おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:アレンジいろいろ 手作りドレッシング

おいしい発見レシピ

手作りドレッシング

アレンジいろいろ 手作りドレッシング

今回は趣向を変えて、「Sauce Vinaigrette(ソース・ビネグレット)」。簡単に言うと手作りドレッシングです。Vinaigretteとは、Vinaigre(仏ビネガー)でできたものという意味。Vinaigreは Vin(ワイン)+Aigre(酸っぱい)で、読んで字の通り酸っぱくなったワインが語源です。英語のVinegarはそれが訛ったものです。
 

作り方
ドレッシングの基本の割合は、オイル3~4:酢1です。塩加減は1リットルのオイルに対し15g程度100 mlのオイルで作る時の塩は、ふたつまみぐらいを目安にすると良いでしょう。塩はオイルに溶けにくいので、まず、酢と塩をよく混ぜてから、オイルを加えて混ぜるのがポイント
あとは好みでマスタード、各種スパイスやハーブ、刻んだ野菜やピクルス、オリーブ等を加え、風味豊かなソースにします。基本の油、酢、塩加減がわかれば、あとはシンプルに混ぜるだけの手軽なソースです。好みや合わせる食材によって、様々なソースが作れるので以下を参考にしてください。

オイルとビネガー
オイルの説明をすると多岐に渡ってしまうので、今回は基本のオイルの特徴を挙げておきます(表1)。また、味や香りを付加する為、好みのオイルを混ぜることもできます。選び方は表2を参考にしてください。ドレッシングに使うオイルは「そのまま食べる」ので、良質で新しい物が適しています。
ビネガーは、ソースの味を決める上で一番の核となります。また、酸味の強い果汁を使うこともできます(表3)。 最後に、値段、味、風味等、バランスの良いオリーブ油ピュアを使って、説明と作り方の例を挙げました。お試しください。

例1 赤ワインドレッシングエシャロット風味
オリーブ油 ピュア…200 ml 赤ワインビネガー…30 ml、レモン汁…20 ml
ディジョンマスタード…小さじ1  エシャロットみじん切り…50g
塩・こしょう、パセリのみじん切り…適宜

例2 バルサミコとピーナッツオイルのドレッシング
オリーブ油 ピュア…100 ml ピーナッツオイル…100 ml 粒マスタード…小さじ1
バルサミコ酢…60 ml  塩・こしょう…適宜

表1

基本のオイル 種類 特徴
Olive EX Virgin オリーブ油 バージン 特有の香りと旨み
Olive Pure オリーブ油 ピュア 香り軽さのバランスが良い
Canola 菜種油 軽く万能。風味に欠く
Sunflower 紅花油 生食に最適。軽く風味も良い
Grape seed グレープシード油 とても軽く爽やか

表2

風味付けのオイル 合うメニュー
ごま油 和、中華風味のソース
クルミオイル きのこ類との相性が良い
ピーナッツ油 家禽料理等に
アボカド油 魚料理に
トリュフオイル 魚介類

表3

ワイン酢類 白ワインビネガー、赤ワインビネガー、シェリービネガー
果実酢 バルサミコビネガー、リンゴ酢、ポン酢、ラズベリービネガー
穀物酢 米酢、混合穀物酢
果汁 レモン汁、パッションフルーツピュレ等