おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:あったかソース バーニャカウダ

おいしい発見レシピ

バーニャカウダ

あったかソース バーニャカウダ

材料(4人分)
オリーブオイル…200ml にんにく…2個 アンチョビ…60g オレガノ…大さじ1
きゅうり、かぶ、にんじん、アンティーブ、プチトマト、 マッシュルームなどお好みの野菜…適宜
 

作り方
1. にんにくは、小分けにし、根を落として芯を外しておきます。
2. 深めの小鍋に、オリーブオイルとにんにくを入れ、ごく弱火にかけ、にんにくに色が付かないようにフツフツするまで沸かします。
3. 20分ぐらい煮て、にんにくがヘラでつぶせるぐらいやわらかくなったら、アンチョビを加えます。 弱火のまま沸かし、アンチョビに火が入ったら、ヘラやフォークなどでつぶしながら更に煮ます。上品に仕上げたい時は、ミキサーにかけるか、裏ごしをするといいでしょう。。
4. オレガノを加え、ひと沸かしして香りをのせます。
5. お好みの野菜につけていただきます。

注目の調理法オイル煮 バーニャ カウダ(Bagna Cauda)
今回はオイルで煮た料理です。この料理(ソース)はイタリア北部のピエモンテ地方の冬の家庭料理です。
加熱する温度が高くなりますが、決して揚げる温度まで高くせずに仕上げます。温度が上がり過ぎると、アンチョビがバチバチと油を爆ぜるので、注意してください。
「Bagna Cauda」とは「温かいソース」という意味です。本来は、小さな陶器製の鍋に入れ、キャンドルや小さなコンロなどと共にテーブルに供し、温めながら皆で野菜を浸けて食べます。オイルフォンデュに似ていますが、オイルフォンデュが油で素材を加熱するのに対し、この料理は温かく保ったソースを野菜などに付けて食べます。
このソースは生野菜だけでなく、パスタのソースにしてもおいしくいただけけますし、魚、鶏料理にも使えます。ビンなどに入れて、冷蔵庫での長期保存も可能な、いわゆる「便利で万能なソース」です。以前、冷奴にのせてお客様に出しましたが、とても好評でした。醤油との相性も抜群なので、和食との新しいコラボレーションも楽しそうです。 シェフ奥村