
香ばしく和風でいただく サーディンとアスパラのスパゲッティーニ
白ワイン…40cc サーディン缶(120g)…1缶 アスパラガス…3本 サンドライトマト…大さじ2
スプリングオニオン…2本 塩・こしょう…適宜 レモン…適宜
作り方
1. アスパラガスは食べやすい大きさに斜め切りに、スプリングオニオンは、斜め薄切りにし 水にさらしておきます。
2. サーディン缶を開けて、サーディンオイル大さじ1をフライパンに入れておきます。サーディンは、油を切っておきます。
3. サーディンの油を入れたフライパンにオリーブオイルを加えて、半分に割ってつぶしたにんにく、薄切りにしたしょうがを入れ、弱火で炒め香りを出します。
4. 鷹の爪も加え、香りが出たら油を切ったサーディンを崩して入れます。油がはねるので、ふたをして弱火で香ばしくなるまで炒めます。
5. 別の鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を入れてスパゲッティー二を固めに茹でておきます。この時、茹で汁を50cc程度とっておきます。
6. 4にアスパラガスと細切りにしたドライトマトを入れてサッと炒め、白ワインを入れて強火にします。
7. 塩・こしょうで味を調えた後、茹でたスパゲッティーニを入れ、茹で汁を加えて濃度を調整します。
8. 火を止めて、オリーブオイル(分量外)を回しがけします。
9. 盛り付けの時に、スプリングオニオンを乗せ、レモンを添えてできあがり。
注目の食材:魚の缶詰
今回はいわしの缶詰を使用した簡単パスタ料理です。もちろん、新鮮ないわしやさんまが手に入れば良いのですが、あったとしても、ご家庭でいわしをおろして、パスタに使うというのはなかなかできませんね。ですからDengonレシピ風に、簡単に缶詰を使ってアレンジしました。
缶詰の魚介類というとあまりイメージが良くありませんが、使いようでは安価で、保存も良く便利な物です。レストラン等ではツナ缶以外はほとんど使いませんが、ご家庭では工夫次第で、結構いろいろ使えるのではないでしょうか? 以前、このコーナーで紹介させていただいたフェンネルとオイルサーディーンのグリルも缶詰の物でもおいしくいただけます。
他にも、さばの水煮缶を使い、しょうがを利かせて味噌煮にしたり、いわし缶と梅干をしょうゆ味で煮付ければ、いわしの梅煮もできます。もちろん、それらはさば缶の味噌煮、いわし缶の梅煮ですが…。でも、それらは骨まで食べられますし、魚類が少なくなりがちなメルボルンの食卓のレパートリーを、簡単で手軽に増やして、食卓に彩りを添えられるのではと思います。 シェフ奥村