
夏のおいしさが満載 彩り野菜のサラダパスタ
赤玉ねぎ…1/2個 ペコリーノチーズ…60g くるみ…2tbs オリーブオイル…180ml
レモン汁…2tbs 塩・黒こしょう…適宜
作り方
1. ズッキーニは真ん中の種の部分を外し、にんじんと同じように皮むき器でリボン状にします。
2. 赤玉ねぎは薄切りにし、とうもろこしは実の部分を切ります。
3. 大きめのボールに、ズッキーニ、にんじん、とうもろこし、赤玉ねぎ、ロケットサラダを入れます。
4. たっぷり沸かした湯に塩を入れ、カッペリーニをゆでます。
5. カッペリーニがゆであがったら、ザルにあけて手早く水で冷まし、しっかり水気を切ってオリーブオイル(分量外)をまわしがけしておきます。
6. パスタをボールに入れて野菜とあわせ、塩・こしょうし、レモン汁とオリーブオイルを加えて混ぜます。
7. 皿に盛り付け、皮むき器で薄く削ったペコリーヌチーズとくるみを散らしてできあがり。
注目の食材:ズッキーニ
日本でも近年、よく流通している新顔野菜のズッキーニ。ここオーストラリアやヨーロッパでは定番ですね。イタリア料理やフランス料理には今や欠かせない存在です。イタリアンの摩り下ろしたズッキーニのフリッタータやフランス南仏の煮込み野菜ラタトゥーユなど、家庭料理(伝統料理)にもよく登場します。
「今や」と書いたのは、実はこの野菜、もともとヨーロッパのものではなくアメリカ南部からメキシコに自生していた物を食用として欧州に導入したのが16世紀ごろで、それから広がりました。
名前はイタリア語のカボチャの「ZUCCA」から「ZUCCHINI」になりました。日本では普及まで時間がかかりましたが、ペポカボチャという呼び名で、戦後すぐに栽培が始められていたようです。
名前の由来のとおり、ズッキーニはかぼちゃの仲間です。かぼちゃは熟した実を食しますが、ズッキーニは未熟な状態で収穫し、食します。
ズッキーニは煮ても、焼いても、揚げても、または生でもおいしく食べられる万能野菜。さらにとても低カロリーながらビタミンAを豊富に含んでいます。ビタミンAは抗酸化作用があるとされ、免疫力強化や生活習慣病予防によいとされています。また、ビタミンB群の葉酸やカリウムも多く含まれています。特にカリウムは過剰な塩分を排出し、高血圧によいとされています。
今回は生で緑色の物を使用しましたが、もし黄色のズッキーニが手に入ったら使ってみてください。皮も柔らかく、灰汁も弱いので生食には緑色のものより適しています。 シェフ奥村