おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:ゴルゴンゾーラとラディッキオのニョッキ

おいしい発見レシピ

ゴルゴンゾーラとラディッキオのニョッキ

ほろ苦野菜がソースと合った ゴルゴンゾーラとラディッキオのニョッキ

材料(2人分)
ポテトニョッキ(市販品)…300g オリーブオイル…大さじ2 にんにく…1片
ベーコン(もしくはパンチェッタ)…50g 玉ねぎ…小1個 ラディッキオ…小1株
白ワイン(甘くないものの方が○)…80ml 生クリーム…150ml ゴルゴンゾーラ(ブルーチーズ)…60g
くるみ…大さじ2 黒こしょう…粗引きで少し多め …適宜
 

下準備
・にんにくは2つに割り、芯を抜きます。
・ベーコン(もしくはパンチェッタ) は5mm程度の拍子切り、玉ねぎは1cm程度の薄切り、ラディッキオは外葉を除き、繊維に逆らって1cm程度のざく切りにします。
・ゴルゴンゾーラはフォークで崩します。
・くるみは細かく砕きます。

作り方
1. フライパンを熱しオリーブオイル、にんにくを入れて香りを出し、ベーコンを加えて香ばしく炒めます。玉ねぎを加え火を通します。ここまでは中火で行います。
2. 生クリームを入れ、ひと沸きしたら火からおろし、熱いうちにゴルゴンゾーラを加えて混ぜ溶かし、滑らかなソースにします。
3. たっぷりの湯に多めに塩をして、ニョッキを茹でます。浮いたら湯から上げソースと合わせます。チーズが焦げないよう弱火にかけ、ニョッキを崩さないようにゴムべらなどでソースに絡めます。
4. 茹で汁でソースの濃度調整をし、塩・黒こしょうで味を調えます。

注目の食材ラディッキオ(Radicchio)
ラディッキオは、赤みがかったキク科の一種の葉野菜です。産地、形状、色などで呼び名が変わったり、味も多少違いますが、総じてみずみずしさの中に、甘さと苦味を併せ持っています。厳密に言えば、いろいろとややこしい分類やら産地による呼称やらがあるのですが、よほどの『料理おたく』でもない限りどうでもいいことなので、ここではサラッと流します。
レタスの仲間で、日本では生食でサラダに利用されることが多い野菜ですが、大ぶりに切り分けてグリルしたり、ニョッキのみでなくパスタやリゾットにもよく使われます。苦味が強い野菜ですが、この野菜の持ち味なので、合わせる食材や調理法でうまく活かせます。今回はチーズとクリームのまろやかさが苦味とマッチし、『大人の味』に仕上がると思います。入手困難な時は、近種のチコレ(Witlof)で代用できます。レタス類の加熱調理があまり上手でない日本人の食卓に、バラエティーが増えますように…。
シェフ奥村