おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:豪快に丸ごと一羽! レモン&ローズマリー風味のローストチキン

おいしい発見レシピ

レモン&ローズマリー風味のローストチキン

豪快に丸ごと一羽!  レモン&ローズマリー風味のローストチキン

材料(4人分)
丸鶏(1.5kg)…1羽  …10g オリーブオイル …50ml レモン …1個 白ワイン …100ml
ローズマリー …1枝 ミルポア(香味野菜) 玉ねぎ、にんじん…各半分程度 にんにく…一片
マリネ液
白ワイン…70ml  レモンスライス…1/2個 レモン(ジュース用)…1/2個 にんにく薄切り…1片分 ローズマリー…1枝 タイム、ベイリーフ、セイジ…各適宜
付け添え
かぼちゃ、じゃがいも…各適宜 ローズマリー…1枝 にんにく…1片 バター、オリーブオイル…適宜
 

作り方
1. 丸鶏のお腹の中の脂肪の塊、内臓を手で取り除き、水分を良く切り、塩を皮目にまんべんなくすり込みます。
2. マリネ液の材料を全てビニール袋に入れます。ジュースを絞ったレモンの皮は鶏のお腹の中に入れます。
3. 鶏をのビニール袋に入れ、空気をできるだけ抜いて、6時間から一晩程度、冷蔵庫で漬け込みます。途中で上下を返します。
4. 鶏をマリネ液からあげ、キッチンペーパーなどで水分を良くふき取り、1/4のくし切りにしたレモン1個分をお腹に詰めます。この時できれば室温に戻します。
5. オーブンに入れられる鍋、もしくはロースト用のトレイなどを火にかけ、3㎝程度のザク切りにしたミルポア、にんにくをオリーブオイルで炒め、少し焦げ色が付いたらローズマリーを入れます。
6. ミルポアを平らにし、その上に鶏を乗せ、お玉などで底に溜まったオイルを鶏全体に回し掛け、220℃に熱したオーブンで45~60分ぐらい焼きます。途中約15分おきにオイルを回し掛け、前後を入れ替えます。
7. 鶏を焼く間に、付け添えも一緒にオーブンで作ります。バッドに半茹でしたじゃがいも、食べやすく切ったかぼちゃ、半分に割ったにんにく、バター、オリーブオイル、ローズマリーを入れ、塩・こしょう(分量外)してオーブンに入れます。途中、鶏に油をかける際に、野菜を裏返します。
8. 鶏の表面にできあがりの写真のような焼き色が付いたら、肉の厚い部位に串などを刺し、濁った汁が出てこなければ焼き上がりです。お皿などに取り室温で20分程度休ませます。
9. 鶏を焼いた鍋(もしくはトレイ)をミルポアごと火にかけ、白ワインと水100mlを加え、焦げ付いた旨みを煮溶かし、茶漉しなどで濃します。小鍋に入れて沸かし、浮いてきた灰汁や油をすくい取り、塩・こしょうで味を調えます。
10. ローストベジタブル、鶏を盛り付け、ソースと共に供します。

注目の食材大きなひよこ?
今回は、丸鶏を使った料理です。鶏肉は養鶏の仕方によってConventional、 Free Range、 Certified Organicに分かれています。 生後35~80日で処理され、食肉となります。鶏の寿命は8~10年。どんな大きな鶏肉でも、それは大きな「若鶏」であって、長く育てて大きくなりすぎたわけではないのです。短命な鶏さん達、残さず、おいしくいただかないといけませんね。 シェフ奥村