おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:さんまのパスタ シチリア風

おいしい発見レシピ

さんまのパスタ シチリア風

さんまのパスタ シチリア風

材料(4人分)
さんま…4匹 パスタ(ブカッティーニなど)…400g フェンネル…1/2個
オリーブオイル…100ml にんにく…2片 アンチョビ…小8切れ
湯で戻した干しぶどう…100g 松の実…大さじ4
白ワイン…200ml サフラン…少々 パン粉…適宜
 

作り方
1. フェネルは、繊維を切るように5×1㎝程度の短冊切りにします。
2. たっぷりの湯でパスタを茹でます。フェンネルをパスタが茹で上がる30秒前に入れ、併せて茹でておきます。
3. さんまはフィレで買うか、3枚に下ろして皮をむき、ひと口大に切ります。
4. 熱したフライパンにオリーブオイルをしき、半分に割ったにんにくを入れ香りを出します。
5. さんまを加えて香ばしく焼き、アンチョビ、松の実、干しぶどう、サフラン、1/4に切ったチェリートマトを加えて軽く炒め、白ワインを入れて強火でアルコール分を飛ばします。
6. パスタの茹で汁200mlを加えて5分程煮てから、パスタとフェンネルを加え、ソースで軽く煮て味をしみこませます。
7. 皿に盛った後、アンチョビの油で炒ったパン粉を掛けてできあがり。

注目の食材さんま
日本食材店などで、最近よく見かける冷凍のさんまを使ってみます。こちらではなかなかおいしい青魚が入手できないので、冷凍品ですが、使い勝手の良い食材です。
今回のパスタ料理は、イタリアのシチリア、パレルモの地方料理をイメージした物。本場では鰯で作られますが冷凍のさんまでアレンジしてみました。鰯に松の実と干しぶどうを合わせるのが本場のパレルモ風。他にも代表的な料理で、鰯に松の実、干しぶどう、パン粉などを巻いて焼いた料理など同じ組み合わせが見られます。「青魚に干しぶどう?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、この甘味がなんとも良く合います。お召し上がりになられた方もおられると思いますが、さんまと乾燥のイチジクはこの地方の料理からヒントを得ての私のお気に入りの組み合わせです。
また、サフランを入れた方が味に深みも出ますし、より本格的にはなりますが、なくてもおいしく作れます。このスパイス、少々値が張るので、入れるか否かはお財布とご相談を…。 シェフ奥村