おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:鶏レバーのサラダ

おいしい発見レシピ

鶏レバーのサラダ

鶏レバーのサラダ カレーとパセリの香り

材料(4人分)
鶏レバー…300g にんにく…1片 牛乳…適宜
カレー粉…大さじ2 小麦粉…大さじ2 バター…大さじ2 刻みパセリ…大さじ4 レモン汁…大さじ4
オリーブオイル…適宜
サラダミックス…適宜 にんじん、きゅうり、玉ねぎ、セロリ等お好みの生野菜 くるみ…適宜
 

下準備
1. 鶏レバーの筋等を取ってきれいにし、30分流水につけた後、水からあげます。
2. 臭みを抜く為に、1.をボウルに入れて、牛乳をヒタヒタになるまで入れ、スライスしたにんにくを加えて最低30分つけます)。

作り方
1. 鶏レバーの水分をキッチンペーパー等で取り、ひと口大に切ります。
2. ボウルに、カレー粉、小麦粉、塩4g(分量外)を入れて混ぜ、鶏レバーにまぶします。
3. フライパンを熱してバターを入れ、鶏レバーを中火で、完全に火が通るまで炒めます。油はねと焦げ付きに注意しましょう。
4. 炒めた鶏レバーをボウルに移し、レモン汁を掛け、みじん切りにしたパセリをまぶします。
5. 皿にサラダミックスを盛り、お好みのドレッシングを掛け、鶏レバーをのせ、炒ったくるみを砕いて散らし、供します。

おいしい素材 混合スパイス
今回は、皆さんも良くご存知のカレー粉を使った料理です。
我々日本人が良く知るカレーは、元々インド周辺で作られるスパイスの効いた料理が、イギリスを経て伝わった物です。イギリスの古典料理のビーフシチューに、インド風のスパイスを効かせた海軍の集団給食を当時の日本の海軍が真似し、日本に持ち込んだとの記述があります。そこで日本人の主食の米飯と出合い、日本式のカレーができたそうです。なるほど、イギリス経由なので、日本では洋食に分類されている訳です。
これに欠かせないのがカレー粉で、調べてみると味、香り、色合いをバランス良くする為にウコン、パプリカ、唐辛子、こしょう、しょうが、にんにく、クミン、カルダモン等々、たくさんあり過ぎて書ききれませんが、実に35種類ものスパイスを混合し、焙煎後、熟成をさせて製品となるようです。今回のレシピでも日本のシェア8割を占めると言われる赤い缶に入ったカレー粉を使っています。ご自身で配合されている方もいらっしゃるとは思いますが、いやはや35種類の配合…私にはできそうにありませんので、赤い缶を使い続ける事にさせていただきましょう。 シェフ奥村