安全な海外生活のための心得【在メルボルン日本国総領事館】

 

安全な海外生活のための心得

 

1. 在留届を提出する、たびレジに登録すること

外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する方には在留届の提出が義務付けられています。また、3か月未満の滞在予定の方は、たびレジに登録してください。いずれもオンラインで手続き可能です。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

2. 「自分の命は自分で守る」意識を持つこと

何事も安全に海外生活しては自助努力なくして安全な生活は保てません。海外において安全な生活を送るためには、周囲に対する警戒を怠らないなど「自分と家族の安全は、自分たちで守る」という意識と努力が必要です。

3. 現地の法律や習慣・風俗を尊重すること

当地のことをまず理解し、日本の主張、法令は及びません。海外では、その国の法律に従って行動しなければなりません。各国の法律は、その国の宗教や文化などを背景に成り立っています。オーストラリアで生活する際は、常にオーストラリアの法律や習慣、ルール、マナーに配慮した行動をとるよう心掛けてください。例えば、職場における差別的な表現や行動があっても非にしてはいけません。無闇に行動は控えて、相談相手にあらかじめ話しておくとよいでしょう。

4. 危険な場所には近づかないこと、夜間の外出は控えること

オーストラリアは世界でも比較的治安の良い国とされていますが、特定の都市や時間帯によっては、危険な場合があります。最近、特に昼夜を問わず、商店、路上売りなどの強盗が発生しています。少額であっても現金は持ち歩かないでください。クレジットカードや銀行カードはできるだけ自宅に保管し、持ち歩く場合でも複数枚を携帯しないよう心掛けてください。

特にツーリスティックな場所や有名な観光スポットでも、注意が必要です。中高年から若い世代が被害にあうケースも多く、少人数での夜間の外出には様々なリスクが潜んでいます。深夜の外出は、場所を問わずできるだけ控えましょう。また、女性はセクハラや痴漢の被害に遭いやすい環境にあることを認識してください。常に周囲に気を配り、危険を感じたら速やかに人の多い場所へ移動するなど注意してください。常に自分の身の安全を最優先に考えて行動してください。

5. 多額の現金、貴重品は持ち歩かないこと

一度に、日本人は金持ちで用心深いとの印象を持たれています。コーヒーショップや観光スポット、空港などで日本人をターゲットにしたスリや置き引きが発生しています。犯罪者は日本人が持っていると予想される金額を狙い、行動パターンを研究しています。可能な限り、財布は小分けにするなど、必要最低限の現金のみを携帯してください。パスポートは安全な場所に保管してください。携行しなければならない場合は身から離さないようにしてください。

6. 見知らぬ人を安易に信用しないこと

日本人が親切であるというイメージを利用して詐欺や被害に遭うことがあります。見知らぬ人から親切に声を掛けられた場合でも、すぐに信用せず、慎重に対応してください。

7. 薬物には絶対に手を出さないこと

オーストラリアでは、違法薬物の所持、使用、販売は厳しく取り締まられています。海外での薬物犯罪は日本の法律よりも厳しく罰せられることがあります。当地では薬物汚染は深刻化しており、シティの一部のバーやクラブなどでは麻薬や違法薬物、ハロインなどが取引されていると言われています。軽い気持ちで薬物に手を出して人生を台無しにしないよう、自らの安全のためにも、常に誘惑には打ち勝つよう心掛けてください。

8. 最新の情報を入手すること

犯罪の被害に遭わないためには、十分な情報の入手が必要です。新聞やテレビ、ラジオ、インターネットなどを通じ、滞在地域の治安状況や事件・事故情報を常に把握するよう心掛けてください。また、在メルボルン日本国総領事館のホームページ
https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/safety.html
では、当地のより詳しい安全情報を掲載しております。