オーストラリア・メルボルンの賃貸トラブル
日本人ワーホリ・留学生が知っておくべき現実
オーストラリア・メルボルンでは、日本人ワーキングホリデーや留学生が巻き込まれる
賃貸トラブル(家賃・ボンド・ハウスルール・性被害 等)
は少なくありません。
しかし実際には、制度と現実の間には大きなギャップがあります。
この記事では、メルボルンで実際に起きている日本人の賃貸トラブルの現実、そして被害に遭った場合の相談先や裁判の流れについてまとめました。
金銭的な問題であれば、一般的に、「ここに連絡、相談を!」といったアドバイスをよく見かけます。
被害に遭った場合の相談先
Consumer Affairs Victoria
電話:1300 55 81 81
Tenants Victoria
通訳サービス:TIS National 131 450
Victoria Legal Aid
電話:1300 792 387
もちろん、このサービスのお陰で解決したケースもあります。
伝言ネットにも、被害者からの相談があると、一般的には上記の連絡先をお伝えするしかありません。
では、実際、被害に遭遇した人は、その後どうなっているのでしょうか?
残念ながら、被害者が、解決を断念、いわゆる「泣き寝入り」をさせられてしまうケースが少なくありません。
※日本国総領事館で行われた「安全対策協議会」より
メルボルンで日本人が巻き込まれている犯罪の実態 |DENGON NET メルボルン
https://www.dengonnet.net/melbourne/content/104262
上記のサービスに相談しても解決しなかった場合は、「裁判!?」
ボク自身、賃貸詐欺に遭い、裁判を経験しました
ボク自身も、過去にメルボルンで賃貸物件の詐欺に遭遇した経験があります。
その後、相手から脅迫されるところまで至り、最終的に裁判まで進むことになりました。
しかし、裁判までの過程は想像以上に大きなストレスの連続でした。
書類の準備、証拠の整理、メールや連絡のやり取り、手続き、審理までの待ち時間。
これらの作業だけでも、想像以上に時間とエネルギーを使います。
さらに大変だったのは、法廷で自分の主張を裁判官に理解してもらうことでした。
- どの事実をどの順番で説明するのか
- どの証拠が重要なのか
- どういう言葉で説明すれば誤解されないのか
特に英語でのやり取りになるため、言葉の選び方や伝え方にも細心の注意が必要でした。
もちろん、ボク一人で裁判に臨んだわけではありません。
さまざまな機関の人や、信頼できる人たちの力を借りながら裁判に挑みました。
それでも最終的には、法廷で自分の口で事実や主張を伝える必要があります。
他にもさまざまな不安もありました。
- 録音した相手との会話は証拠として認めてもらえるのだろうか
- 英語力が乏しい自分の説明を裁判官は理解してくれるのだろうか
- 未熟な英語でもしっかり耳を傾けてもらえるのだろうか
こうした不安を抱えながら裁判の準備を進めることは、想像以上に精神的な負担でした。
最近はオンラインで裁判が行われるケースもありますが、オンラインの方が日本人にとっては難しく、不利な一面もあるのではと考えます。
メルボルンの日本人賃貸トラブルは法律の保護対象外のケースも
メルボルンで日本人ワーホリや留学生が巻き込まれる賃貸トラブルの多くは、そもそも法律の保護対象外であるケースが少なくありません。
例えば次のようなケースです。
- 契約書の内容が不完全なシェアハウス
- 口約束
- 又貸し(サブレット)
- ボンド未登録
このような場合、法律的に戦うことが難しいケースもあります。
「口約束だって、法的に契約は成立する」という声もよく聞きます。
しかし、それは立証出来てはじめて成立すると思います。
主張や正論を述べる事は自由ですが、裁判官の判決がすべてです。
そもそも、口約束が成立する相手となら問題は起きません。
ワーホリ・留学生は時間が足りない
もう一つの大きな問題は滞在期間です。
ワーキングホリデー・留学の滞在期間は限られています。
実際には多くのワーホリが3か月〜6か月程度で住居を移動します。
一方、裁判や審理には数週間〜数か月かかることもあります。
退去時のボンド返却のトラブルなどは、その時点から裁判の手続きを開始したら、しばらく移動できなくなります。
つまり、解決する前に帰国や引っ越しの時期が来てしまうことも多いのです。
● 最も大切なのは「騙されないこと」
やはり一番大切なのは、トラブルに巻き込まれないことです。
- 情報源が信頼できるのか確認する
- できるだけ誰かに相談する
- 契約時には同行してもらう
- 契約内容を必ず確認する
日本人からの紹介だから安心というわけではありません。
紹介者が日本人でも、契約やお金の扱いが適切とは限らないのです。
最後に
ボクの裁判は最終的には勝訴しました。
しかし、時間、労力、精神的な負担を考えると、安易にはおすすめできないというのが正直な感想です。
トラブルに遭った場合には、
どこまで争うのか、どこで妥協するのか
を冷静に判断することも重要です。
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これからオーストラリア・メルボルンに来る人、ワーキングホリデー、留学を考えている人にとって、この情報が役立つかもしれません。
※引き続き記事では、実際にメルボルンで起きた「賃貸詐欺」「性被害」の実例を紹介していきます。

