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夏の風味でさっぱりと　牛たたきの冷たいスパゲッティーニ

下準備
1. バジルペーストは、お手軽に市販のものを用意ます。
2. 牛肉のたたきは、サーロイン、もも肉などを使い、強めに塩・こしょうして、フライパンか直火で表面がこげる程度に焼き、冷やしておきます。冷めてから、割り箸程度の拍子切りにしておきます。冷凍しておくと、あとで切りやすくなります。
3. エシャロットはみじん切りに、トマトはダイスの大きさに切ります。

作り方
1. にんにくは2つに割って芯を抜き、厚さを揃えて2㎜程度にスライスします。
2. 小鍋に、にんにくとオリーブオイルを入れ、ゆっくりと弱火でこんがりと揚げ、ガーリックチップスを作ります。少し色が付いたところで上げて、油を切っておきます。
3. にんにくを揚げたオリーブオイルに、鷹の爪を入れ、香りを出します。
4. 火から下ろしてさましてから、エシャロット、トマトを入れて混ぜます。
5. スパゲッティーニは、たっぷりのお湯に塩を入れ、標準時間で茹で、冷水で洗います。
6. ボールに、スパゲッティー二と4、バジルペースト、松の実を入れてよく混ぜ、パルメザンチーズ、ガーリックチップス、レモン汁をかけて供します。

おいしい素材　バジルペースト
今回は、バジルペースト『Pistou』を使ったレシピです。レシピ自体はいたってシンプル。ひとつコツを挙げるとすれば、Pistouをたっぷりと入れることぐらいでしょうか。これは、私が先輩から教わったことで、ハーブを使う時に常に思い出す、「ハーブを使うなら、たっぷりと。隠し味にするぐらいなら、入れてもしょうがない」。ですから、少し多いかな？ と思うぐらい、思い切って入れてみてください。
さて、このPistou、結構使える便利なソースです。肉、魚、野菜と、何にでも良く合うので、仕上げにかければ、いつもの一皿も目先が変わって、新しい一皿になるでしょう。ドレッシングやマヨネーズに混ぜて、各種料理の香り付けにもできますので、手軽に「なんとなく洋風」を楽しんでください。また、和食材との相性も良く、これからの暑い時期ですと、冷奴、冷しうどん、お刺身、納豆なんかにも結構いけます。こっちは「なんとなく和フュージョン」ですね。いろいろな物と合わせて楽しんでください。その時は、あくまでたっぷりと…。　シェフ奥村