愛子先生の診察室便り

患者さんの健康上の気掛かりになることをお便りしていきます。

リモートワークの弊害と対策(2020年10月号)- 愛子先生の診療室便り

 愛子先生の診療室便り

リモートワークの弊害と対策
 
運動のための外出時間が少し増えたとはいえ、まだしばらくの間は、以前のようには外出できない日が続きます。家での仕事や勉強は、どうしても気持ちの切り替えが難しく、運動不足になりがちです。リモートワークでも健康で過ごす方法を考えてみましょう。
 
時間と行動により生活リズムにメリハリを
●通勤、通学がなくても着替える(普段の通勤、通学時の身支度をする)。
●プレコロナの時間割通りに開始、終了する(例: 9時から17時まで)。
●通常の通勤、通学時間を運動時間にする。
●プレコロナと同様の時間帯に休憩を取る。その際、テレビやお菓子などを手の届く所に置かない。
●業務が終わったら、洗顔、歯磨きなどして気 持ちを“仕事・勉強モード”から切り離す。
 
この機会に基礎体力の向上に努める 
自己流だと自分の体にとって負担が少なく、やりやすい運動を選び、苦手な運動を避けてしまう傾向にあります。普段の運動に加えて“そのほか”の運動にもチャレンジしましょう。
 
家で過ごすことが多いと、座ったままになりがちです。頭脳は使うので、体は糖分が欲しいとサインを出します。体を動かすことは減っているのに、お腹は通常通り空くので、ついついおやつに手が伸びたりします。プレコロナと同様の食事内容や量が続くと、メタボリックシンドローム、肥満、糖尿病、骨粗鬆症などを引き起こすので注意しましょう。 
 
また、運動量が減ることで便秘がちになる方が多いです。逆に、ストレスでお腹が緩くなる方もいます。体は心でストレスを感じる前に、いろいろなサインを出してきます。運動量と食事量を見直してみましょう。
 
ほかの人と一緒に取り組む、相談する 
ひとりで自身の心身の状態や習慣、生活スタイルを見直しすのは、簡単なことではありません。家族や友人と話して、プロジェクトとして取り組むといいでしょう。掛かり付け医、理学療法士らと相談するのも良いと思います。
 
Dr. Aiko Tomita Dr. Aiko Tomita Logo 一人ひとりに向き合った医療を提供
富田愛子 Dr. Aiko(Tiarni)Tomita
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