愛子先生の診察室便り

患者さんの健康上の気掛かりになることをお便りしていきます。

寒い季節にこそ楽しめることを:精神科医Marikoの視点から(2025年6月)- 愛子先生の診療室便り

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寒い季節にこそ楽しめることを:精神科医Marikoの視点から
 

海外在住日本人向けに心理カウンセリングを提供している日本の精神科医/心理士の首藤まり子です。愛子先生と心身の健康維持に役立つ情報を発信しています。
メルボルンでは冬が本格化し、朝晩の気温は一桁台。10℃を下回る日も増えてきましたね。
日が暮れるのも早くなり、外に出るのが億劫になる季節ですが、今回は少し視点を変えて、寒さのなかにある“今だけの楽しみ”を見つけて、季節を味方につけて過ごす方法について見ていきましょう。

“この時期ならではの楽しみ”で寒い季節を乗り切る
冬の寒さばかりに意識が向くと、だんだんと気持ちまで塞ぎがちになってしまいます。だからこそ、「この季節ならでは」のイベントやアクティビティに、思い切って参加してみるのはどうでしょうか。

  • 澄んだ空気の中で、南半球ならではの星座を探してみる
  • メルボルン各地で開催されるウィンターフェスティバルやイルミネーションを巡る
  • 冬季限定のマーケットでホットドリンクや季節の食材を楽しむ
  • 温泉施設で、心と体を芯から温める(VIC州にはサウナや温泉施設があります!)
  • 天気が良ければ、オーロラ観測のチャンスも

こうした「今だけの楽しみ」を少し意識して取り入れてみることで、寒さの中にも心のあたたかさを感じられる日が増えていくかもしれません。

「なんとなく落ち込む」は自然なこと
とはいえ、前回の「冬はやる気が出ない」理由でご紹介したように、この季節は日照時間の短さや寒さの影響で、代謝が落ちたり、ホルモン分泌のリズムが乱れたりと、体も心も“省エネモード”になりやすい時期です。
「なんとなく元気が出ない」「いつもより集中できない」と感じるのは、決して気のせいではありません。そういう時は無理せず、ゆるやかに過ごすことが大切です。

まとめ
「冬って意外と楽しいかも」と思えたら勝ち
寒さや日照不足でつい気分が落ち込みがちな季節ですが、少し視点を変えるだけで、冬ならではの楽しみや心地よさに出会えるかもしれません。
「今年の冬は、こんなことをしてみようかな」そんな小さな前向きさが、毎日の気分を少しずつ明るくしてくれそうです。

新カウンセラーのご紹介
それからもうひとつ、この寒い季節に明るいお知らせです。
Mariko’s Wellnessに、産婦人科医と小児科医のカウンセラーが新たに加わりました。
これまでのメンタルヘルスの視点に加えて、女性の体や子育てに関する専門的なサポートもより充実させていきたいと思っています。
今後は、彼らの専門領域に関する記事も予定しています。どうぞお楽しみに!

MARIKO COUNSELLING
Mariko Shudo 精神科医/産業医/公認心理士(日本)
・MARIKO’s Wellness (HP)
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富田愛子 Dr. Aiko(Tiarni)Tomita
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