
Happy new year! 今年もよろしくお願いします。
海外在住日本人向けに心理カウンセリングを提供している日本の精神科医/心理士の首藤まり子です。愛子先生と心身の健康維持に役立つ情報を発信しています。2025年1回目のテーマは「ウェルネス-Wellness-」です。
はじめに
新年を迎え、私たちの健康に対する意識もアップデート!「ウェルネス」という概念について着目します。従来の「健康」とは何が違うのか。私たちの日常生活でどのように役立つのか、ウェルネスという概念が広がった歴史的背景も交えながら解説します。
ウェルネスとは?
ウェルネスは、もともと1940年代の米国で生まれた概念で、健康を積極的に維持し向上させるライフスタイルを意味します。身体だけでなく、精神や感情の健康も含め、全体的な幸福感を追求する考え方です。
ウェルネスの日本での広がり
日本では「病気がない=健康」という伝統的健康観が広く浸透していて、ウェルネスという言葉が一般的になってきたのは比較的遅く、最近では新しい概念として徐々に受け入れられてきています。
伝統的な健康観とウェルネスの違い
伝統的な健康観は、病気の発生を防ぐことや、発生した病気の治療に焦点を当てていますが、ウェルネスは「生活の質全般を向上させること」に重点を置きます。これには、身体的な健康だけでなく、精神的・感情的、さらには社会的幸福も重視します。ウェルネスは、毎日の生活において積極的な健康行動を取り入れ、ストレス管理や感情のバランスをとることで、より充実した人生を送ることを目指します。
ウェルネスを取り入れる方法
従来の「健康」とウェルネスのアプローチの大きな違いは、単に病気の予防や治療に焦点を当てるのではなく、日常生活の質の向上と全体的な幸福感を目指す点にあります。
◇ Active Relaxation(アクティブリラクゼーション)
忙しい日常から一時的に離れ、積極的にリラクゼーションを楽しむ時間を持つこと
例)自然の中で過ごす、アートに触れるなど
◇ Social Wellness(ソーシャルウェルネス)
社会的なつながりを深め、お互いを支え合うコミュニティを形成することで精神的な健康を促進すること
例)親しい友人や家族との時間を大切にする
◇ Optimal Nutrition(オプティマルニュートリション)
栄養摂取において、単に栄養素を摂取することに焦点を置くのではなく、個々の健康状態、ライフスタイル、目標に合わせて最適なバランスを追求し、食事がもたらす喜びも重視すること
◇ Mindfullness(マインドフルネス)
瞑想の一つ。思考、感情、身体の感覚を観察し、それらに囚われることなく対処すること
まとめ
ウェルネスとは、ただ健康を維持するだけでなく、毎日をより楽しく、豊かに過ごすための考え方です。次回以降、より具体的なウェルネスの実践方法について解説していきたいと思います。
MARIKO COUNSELLING
Mariko Shudo 精神科医/産業医/公認心理士(日本)
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![]() 富田愛子 Dr. Aiko(Tiarni)Tomita
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