
愛子先生と連携し、海外在住日本人向けに心理カウンセリングを提供している日本の精神科医/心理士の首藤まり子です。愛子先生と二人で心身の健康維持に役立つ情報を発信しています。
12月の今回は「年末年始の過ごし方」について、年末年始をいつもとは少し違った視点から捉えて考えてみます。
はじめに
年の瀬が迫り、多くの方が「年末年始」に向けて何か特別なことを…と計画を立てているかもしれません。まだ予定が決まらず焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで一度立ち止まり、息を深く吸って考えてみてください。年末年始だからと言って、必ずしも特別なことをしなくても大丈夫です。特にオーストラリアでは、クリスマスは盛大ですが、その後の年越しやお正月は比較的落ち着いていて、普通の週末と変わらない雰囲気すらあります。
新年とは、多くの人々が「新たな始まり」と特別に感じていますが、カレンダー上の単なる区切りであり、1月1日は前日から単に日付が変わっただけ、と捉えることもできます。そう考えると、一年の区切りの「特別なイベント」として迎える新年はもちろん素敵ですが、特別感にこだわらない「のんびりとした週末を過ごす感覚」で迎える新年も、また穏やかで幸せではないでしょうか。
そこで、特別感にこだわらない年末年始の過ごし方についていくつかご紹介します。
シンプルにのんびりと過ごす
年末年始は、家族や友人とおいしい食事を楽しんだり、好きな映画を見たりする、日常的な楽しみを味わう絶好の機会です。オーストラリアの美術館や博物館は多くが通常営業をしているので、のんびりと訪れて新しい発見を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
健康を意識する
お休みの間でも、健康を意識して暴飲暴食や夜更かしを控えることが大切です。不摂生で乱れた体調を立て直すのは、思っている以上に時間がかかります。休み明けを気持ちの良い状態で迎えるためにも、適切な食事・十分な睡眠を心がけましょう。
新年の目標を立てる静かな時間
年末には、自分自身と向き合う静かな時間を持つことをお勧めします。今年を振り返るとともに来年の目標を立てても良いでしょう。振り返る時は、反省点と同じくらい良かった点も見つけてあげることがポイントです。来年の目標は気難しく考えることはありません。思い付かなくても「まぁいっか」くらいの感覚で大丈夫です。
まとめ
年末年始を迎えるにあたって、何か特別なことをするプレッシャーを感じることなく、自分らしく、リラックスして過ごすのも素敵なことです。普段通りに過ごすことが、実は最も心地良い、価値ある休息になるかもしれませんよ。
一人一人が、ご自身にとって幸せに感じられる新年を迎えられますように。
MARIKO COUNSELLING
Mariko Shudo 精神科医/産業医/公認心理士(日本)
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![]() 富田愛子 Dr. Aiko(Tiarni)Tomita
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