薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:ニンジン Carrot
薬食同源
 
注目の食材:ニンジン Carrot
 
 
1年間を通していつでも手に入る野菜、ニンジン。最近は、見慣れたオレンジ色のニンジンだけでなく、紫色をしたものも出回っていますよね。そういえば、日本には京野菜の代表で、甘みと濃赤色が特徴の金時ニンジンがあり、ニンジンって結構カラフルな野菜なのかも。
 
ニンジンの原産国は、アフガニスタンとされていて、元々は赤、黄、紫、白、黒など多彩で、形も長いものや丸いものなどさまざまだったそうです。っと、いうことは今出回り始めたカラフルなニンジンは回帰現象ってことか。まぁ、そんなことは置いといて。気になる栄養価についてお話したいと思います。
 
ニンジンといえば、緑黄色野菜の代表格。豊富に含まれるβ-カロチンは、免疫力を高める効果や抗酸化作用があり、癌や生活習慣病の予防に役立つといわれています。またβ-カロチンは、必要な時にビタミンAに変換され、粘膜や視力の保持に良いとされています。更にカリウム、食物繊維なども多く含まれています。ちなみに、赤い金時ニンジンにはカロチンが殆ど含まれず、代わりに抗酸化力に優れたリコピンが多く含まれ、紫のニンジンにはアンチエイジングや目に良いと話題になったアントシアニンが多く含まれています。
 
大変優秀な野菜のニンジンですが、ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれているので、生で食べる時は、レモン汁や酢を少量加えると破壊作用が弱まるそうです。あと、ニンジンを買う時には、皮全体に張りがあり、葉の切り口の軸が小さい方が良いそうですよ。メインじゃないけど冬にぴったりのコチラのレシピでは名脇役としていい味出してます!