薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:アスパラガス Asparagus
薬食同源
 
注目の食材:アスパラガス Asparagus
 
アスパラガス Asparagus
最近では年中見かけますが、元々は初夏を代表する野菜アスパラガス。野菜の中でも、ちょっと特別感があるように思うのは、私だけでしょうか? オーストラリアで売られている物は「えぇ! アスパラガスってこんなに太くなるの?!」と目を疑う程太いのもありますよね。
 
シャキシャキとした食感が魅力的なアスパラガスには、どんな栄養価があるのでしょうか。野菜の中では比較的たんぱく質が多く、ビタミンB1、B2、葉酸、ビタミンK、亜鉛や銅などのミネラルも豊富。最近では、新陳代謝を促し疲労回復や成長促進などを助けるといわれている『アスパランギン酸』、毛細血管を丈夫にして高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する作用があるとされる『ルチン』や癌細胞の増殖抑制作用や強心作用があるといわれている『サポニン』などの抗酸化成分などが注目されています。
 
ちなみに、アスパランギン酸は茎から穂先部分に含まれています。ルチンは穂先や若茎に多く含まれ、ビタミンCと一緒に摂取するとお互いの機能を増強し合って、抗酸化機能を高める作用があるそうです。アスパラガスには、少量ですがビタミンCも含まれているので調度良いですね。サポニンは、茎の基部や根元に多く含まれて、なぜかホワイトアスパラガスの方が多く含まれています。
 
最後に、アスパラガスの選び方。茎が太めでまっすぐ伸びて張りがあり、穂先が程好く締まったものを選びましょう。また、縦スジの多いものは避けましょう。ハカマの形は正三角形のものが生育状態が良いとされているので、参考に。
 
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