薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:アーティチョークArtichoke
薬食同源
 
注目の食材:アーティチョークArtichoke
 
 
日本でも名前は知っていたけど、スーパー等ではまず見る事が無かったアーティチョーク。ここメルボルンでは、スーパーマーケットでも普通に売られているけど、ど~やって食べるの? と思っている人も多いのでは。まず、アーティチョークは、キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)。食用として出回っているのは、つぼみの状態です。
 
何でも、16世紀の中央ヨーロッパでは、国王やお金持ちしか口にする事ができない、高貴な野菜と考えられていました。食用として用いるのはガクの下部とガクに包まれた花芯の部分で、茹でると竹の子のような食感、百合根のようなどこか懐かしい味がします。酸化しやすく、アクも強いので調理する前に下処理が必要…と、ちょっと手間が掛かります。
 
アーティチョークには、過剰なナトリウムを体外に排出し、血圧を安定させる働きのあるカリウム、脂肪の分解を助けたり、肝臓の働きを助ける胆汁の分泌を促すシナリン、肥満予防、便秘予防に効果的な食物繊維が豊富。ビタミンCや葉酸も多く含まれていて、血液をサラサラにし、脳血栓や動脈硬化を予防すると言われています。
 
最近では、アーティチョークの持つ薬理作用が注目されているようで、利尿作用や消化促進、胃もたれを防ぐ等、さまざまな働きが報告されています。更に、肝臓の保護作用や抗酸化作用がある為、黄だんやその他の肝臓疾患にも効果があると期待されています。
 
今まで面倒くさそう…と手が出ませんでしたが、コチラのレシピから挑戦してみたいと思います。