薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:りんご Apple
薬食同源
 
注目の食材:りんご Apple
 
りんご Apple
果物の代表、リンゴを取り上げてみたいと思います。スーパーマーケットに行くと、いろいろな種類のリンゴが並んでいますよね。日本を代表する品種『ふじ』も普通に並んでいてビックリしたのですが、ふじは世界的に最も多く生産されている品種なんですって。知ってました?
 
お馴染みの果物ですが、原産国は中央アジアで、そこからヨーロッパ、アジアへと広がったそうです。歴史はかなり古く、トルコで紀元前6000年頃の炭化したリンゴが発見されたり、スイスの遺跡から紀元前2000年頃のリンゴの化石が見つかっています。そう言えば、旧約聖書でアダムとイヴが、蛇にそそのかされて食べた禁断の果実がリンゴでしたよね…。って気になって調べてみたらこの禁断の果実、地域によっては、いちじくやぶどうと違いがあるようです。
 
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という諺があるように、昔から体に良いとされています。中でも注目の成分はペクチン。これは食物繊維の一種で、整腸作用がある上、静菌作用でガン抑制効果が期待できます。更に、コレステロールを減少させ、動脈硬化、糖尿病の予防にも効果的だとか。リンゴポリフェノールには、老化防止や活性酸素を抑える抗酸化作用、コレステロールの減少、内臓脂肪を減らす働きがあるのだとか。これらの成分は皮周辺に多く含まれているので、皮ごと食べることをお勧めします。また、ミネラル、カリウムが豊富で、食べ応えがあるのに1個約100~150kcalってところもうれしいですね。
 
また、バナナやキウイフルーツが、まだ硬いなという時は、リンゴと一緒に保管すると熟成が進むので、お試しを!