薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:バナナ Banana
薬食同源
 
注目の食材:バナナ Banana
 バナナ Banana
今回は、ベタな感じでバナナです。「今さらバナナ? 」と言う声が聞こえそうですが、バナナって結構奥が深いみたいなのよね。
 
そんな訳で、まずはバナナの歴史から。紀元前5千年~1万年頃、東南アジアで偶然できた種のないバナナ(ほら、バナナの中心部にある小さな黒い点。これは、種のなごりで、今でも野生の「種ありバナナ」が残っているそうです)の苗を、人間が栽培化したのが、現在のバナナの始まりといわれています。そしてマレー半島→ミャンマー→インド→東アフリカ大陸→コンゴ→西アフリカ→中米ハイチ→アメリカ大陸の亜熱帯地域に伝播していったそうです。
 
バナナが熟していく過程で緑から黄色、そして茶色に変色していくのは、誰もが知るところ。でも熟度によって効能が違うって知ってました? 強引に、皆知らないことにして、書き続けたいと思います。
 
両端に青みのあるバナナには、食物繊維、フラクトオリゴ糖、難消化性デンプンの働きによる、整腸作用。一般的に食べ頃と言われる、全体が黄色くなったバナナは、ビタミンB2、ナイアシ、ビタミンB6の働きによる美肌効果と抗酸化力によるアンチエイジング効果が。密かに人気の茶色いプツプツが出た状態のバナナは、燐脂質が含まれていて胃潰瘍抑制効果が期待できるそうです。また、茶色いプツプツバナナには、免疫を活性化させる効果があるのではと、研究が進められています。 
冷蔵庫などで保存すると低温障害で茶色く変色することがありますが、熟度とは関係ないそうです。保存は常温で。