薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:オート Oats
薬食同源
 
注目の食材:オート Oats
 
オート Oats
オーストラリアの代表的な朝食の一つ、ポリッジに必要不可欠なオートを、取り上げてみたいと思います。よく「ドロドロした気持ち悪いヤツ」と言われてるアレですよ。確かに、見た目は良くないよね…。
 
オートとは、燕麦(エンバク)の籾殻(もみがら)を脱穀し、調理しやすく加工したもので、ヨーロッパの寒冷な地方では、昔から食べられていたそうです。なんとな~く、粗食なイメージです。
 
で、このオート、燕麦の糠(ぬか:胚芽など)の部分が無精製で含まれる全粒穀物なので、食物繊維、カルシウム、鉄分、タンパク質、ビタミンB1、B2がとっても豊富。体に良いと言われる玄米と比べてみても、食物繊維は約3.5倍、鉄分は約2倍、カルシウムは約5倍なんですって! しかも、低GIで腹持ちも良い。便秘解消にもひと役買ってくれるし、ダイエットにも良いかも。
 
そして、大注目なのが、血中コレステロール濃度が低くなるらしいということ。夫が1年程前に医者から「コレストロール値が、前回より高くなった」と言われ、意識してオートのポリッジを食べるようにしていたら、最近の血液検査で、コレストロール値が下がっていました。本当だったんですね。
 
日本人には不人気であろうオートのポリッジですが、きちんと調理すれば悪くないことを発見し、時間がある時はコンロでじっくり煮込んで作っています。電子レンジで作るのと全然違うので、是非試してみて下さい。それでも、苦手という人は、パンやクッキーなどの焼き菓子の材料としても使えるので、取り入れてみては。