わかりやすいビザのおはなし

ビザの問題解決します。ビザ・法律スペシャリストのAndy Ellenが分りやすく解説。

親を呼び寄せる - Parentビザ -(2023年2月)- わかりやすいビザのおはなし
 

Visa Title 親を呼び寄せる - Parentビザ -

オーストラリア市民権、または永住権保持者が、海外に在住している親を呼び寄せるためにParentビザがあります。Parentビザには大きく分けてNon-contributoryとContributoryの2つのカテゴリーがあります。大きな違いは、必要な資金額と審査期間です。
Contributoryの場合、多額の資金が必要になります。一方Non-contributoryの場合、多額の資金は必要ありませんが、ビザ申請後承認までの待ち時間が長くなります。

観光ビザ(テンポラリー)では
多くの人にとって、永住Contributory Parentビザは金銭面で申請不可能、Non-contributoryは申請期間が長すぎて現実的ではありません。
一方、観光ビザは審査も早く、申請料金も安いので、海外に在住している親を呼んで短期間オーストラリアで一緒に過ごすのに適しています。オーストラリアの市民権、または永住権保持者の親は、より長期間有効な観光ビザが取得できます。観光ビザ(サブクラス600)で最長12ヶ月間オーストラリアに滞在することができます。

Sponsored Parentビザ(テンポラリー)では
このサブクラス870ビザはテンポラリービザで、オーストラリア市民権、または永住権保持者の親は、オーストラリアに最長5年間滞在できます。観光ビザの期間よりも長く滞在したい場合は、このオプションが適しています。

永住Parentビザでは
親をオーストラリアに呼び寄せ、移住させたい場合は、永住Parentビザに申請する必要があります。
ContributoryとNon-contributoryの2つのカテゴリーのうち、申請者の年齢、テンポラリーステージまたは永住ステージか、によって6つのクラスに分けられています。
永住Parentビザには人数制限があり、長い順番待ちになっています。審査は申請がされた順番に行われており、特に審査期間が長いNon-contributoryのタイプでは30年程の待ち時間があります。

厳しい申請条件
Parentビザは申請者及び、スポンサーとなる子供にさまざまな申請条件があります。中でも特に気を付けなければならないのが、以下の2つの条件です。

<Balance of Family Test>
申請者の子供の人数のうち、少なくとも半数以上はオーストラリアの市民権、または永住権保持者でなければなりません。例えば、子供が2人の場合、そのうち最低1人はオーストラリア市民権、または永住権保持者である必要があります。

<Assurance of Support (AoS)>
オーストラリアに呼び寄せる親の社会保障に関する費用を、呼び寄せる子供が保証するものです。保証しなければならない年数は、それぞれのビザタイプにより異なります。

Parentビザに興味をお持ちの方は、どのタイプが適しているかアドバイスさせていただきます。Kabo Lawyersまでお問い合わせ下さい。

 

Kabo Lawyers logo Andy Ellen Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)

KABO LAWYERS (カボー法律事務所)のシニア移住コンサルタント。
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