わかりやすいビザのおはなし-移住プログラムの今後の見通し(2020年12月・2021年1月合併号)
 

Visa Title 移住プログラムの今後の見通し

2020年10月に2020-21年度予算が発表され、移住プログラムに関して、今後予定されている変更事項が明らかになりました。特に一般技能、家族、グローバルタレントビザのカテゴリーで重要な変更が見込まれています。今回はその詳細をまとめます。

一般技能移住:
一般技能移住(GSM)カテゴリーには技能独立ビザ(サブクラス189)、州政府ノミネートビザ(サブクラス190)、技能労働地方ビザ(サブクラス491)などが含まれています。
技能独立と州政府ノミネートビザは、発行数が前年度から26,000件削減される予定です。これによりインビテーション取得の競争率が、これまで以上に高くなることが予想されます。優先的に審査されるのはオーストラリア国内から申請するオンショア申請者です。その中でも特に、技能労働地方ビザ(サブクラス491)の親族スポンサーで申請している申請者が最優先されます。

ビジネススポンサービザ:
政府がオーストラリア人労働者への職の確保に焦点を当てるため、今後ビジネススポンサービザに対する風向きが更に強くなります。特に申請者とスポンサー会社は、ノミネートするポジションの真性を更に厳しく問われることになるでしょう。
優先職業リスト、Priority Migration Skilled Occupation List (PMSOL)に載っている職業が引き続き優先的に審査されます。また、地方エリアにスポンサーがいるオンショア申請者も優先されます。
コロナウイルスによるパンデミックの特別措置として、現在国外にいるテンポラリー技能ビザ(サブクラス482)の保持者に対して、次に申請するビザ申請費用の免除が検討されています。

パートナービザ:
パートナービザの発行数は今後大幅に増加されます。これは長期化している待ち時間の削減と離れ離れになっている家族が、いち早く一緒になれることが狙いです。パートナービザの平均審査期間は、申請から2年間以上になっていたので、これはとてもうれしい変更になります。スポンサーが、オーストラリアの地方エリアに住んでいる場合、優先的に審査されます。
2021年の終わり頃までに、現在テンポラリー両親ビザ(サブクラス870)で使われている家族スポンサーシップの枠組が、パートナービザにも導入されます。これにより家庭内暴力対策が更に強化されます。
スポンサーに対しては現在要求されている犯罪歴証明書の提出に加え、法的強制力のあるスポンサーシップ義務と、申請者への情報提供の同意が求められます。またパートナービザの申請の提出前にスポンサーシップ審査の申請をし、認められなければなりません。
更にパートナービザの申請者、及び永住権のスポンサーに対して英語の語学力の証明が要求されます。必要なレベルは基礎英語力(FunctionalEnglish level)。提出が要求されるのは永住パートナービザ申請のステージで、この要求が満たされなければ永住ビザが下りません。

グローバルタレント:
国際ビジネスと卓越した才能をオーストラリアに迎え入れるために設けられたグローバルタレントスキームは、2020-21年度において優先度が高くなっています。高度製造業、金融サービス(FinTechを含む)、医療の3つの重要なセクターで新たな投資を注入し、職を増やすことを目的としています。このスキームのビザ発給数は、前年度の3倍の15,000件まで増える予定です。

そのほかのビザ:
国境の閉鎖のために現在国外にいて、オーストラリアに入国できていないワーキングホリデービザ保持者(サブクラス417及び462)に対して、申請費用の免除及び返金がされます。国境再開後、観光ビザ保持者に対しても、次のビザ申請の申請費用の免除が適用されます。

そのほか、ビザに関するご質問はKabo Lawyersまでご相談下さい。

Kabo Lawyers logo Andy Ellen Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)

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