2021/01/15
Mortgage Tips - 不動産取得印紙税の割引に関して（2020年12月・2021年1月合併号）

 Mortgage Tips

不動産取得印紙税の割引に関して
　
2020年11月24日付で、ビクトリア州の不動産取得に関する印紙税の割引が適用されることになりました。これによりコロナの影響で落ち込んでいた不動産売買が活性化されることになりそうです。
但し、割引内容や条件に関しては新築物件と中古物件で違いがあります。下記を参考にして下さい。
　
新築物件
◆50%の印紙税の割引（最大$22,500の割引）
◆不動産価格$1millionまでの物件
　
土地と建物のパッケージ
◆50%の印紙税の割引（土地の価格に対してのみ課税されます。そこから50%割引）
◆不動産価格$1million までの物件
　
中古物件
◆25%の印紙税の割引（最大$13,750の割引）
◆不動産価格$1million までの物件
　
居住物件購入と投資物件購入どちらに対しても割引が適用されます。このStamp dutywaiverは、2021年6月30日までの期限付きになっているため、不要な価格上昇を招く可能性があるとの見方も出ているようです。
また、今回はFirst Home Buyerには恩恵はありませんが、First Home Buyerの方には、FirstHome Owner Grantの$10,000（指定されたRegional areaは最大$20,000）、Stamp dutyDiscountとHome Loan Deposit Schemeがあり、条件を満たすことができれば、受給可能になります。
　
ビクトリア州の印紙税は、国内で一番高いので、上記のような政府からの援助を上手に使いながら購入することがお勧めです。
　
神田 季佳 Kiyoshi Kanda
ファイナンシャルプランナー/住宅、ビジネスローンスペシャリスト
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