薬食同源

体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、薬やサプリメントなどはいりません。

薬食同源:生姜 Ginger
薬食同源
 
注目の食材:生姜 Ginger
 生姜  Ginger
免疫力アップに良いと言われる生姜。日本では肉や魚の臭い消しや薬味に、中国では薬として、また欧米ではお菓子などにもよく使われ、世界中で愛されています。原産は熱帯アジアだそうです。なんでも、インドや中国では紀元前から栽培され、日本最古の歴史書『古事記』にも登場する歴史のある食べ物です。
 
私の母は生姜が好きで、我が家では料理の風味付けや薬味としてはもちろん、生姜飴や生姜糖などのレトロなお菓子に姿を変えて登場することも。小さい頃は、独特の辛味が苦手で、どこが良いのかまったく分かりませんでしたが、今なら分かる『大人の味』。この辛味は、ジンゲロ-ルと呼ばれる成分によるもので、強い殺菌作用があるそうです。風邪対策に取り入れても良いですね。このジンゲロ-ルは、生の状態の方が多く、しかも酸化しやすい。だから、生姜は「使う直前にすりおろせ」と言うんですね。
 
「それじゃあ、加熱した生姜はどうなるの?」と言う声にお答えすると、ジンゲロールを加熱すると、ショウガオールという成分に変身するんだそうです。ショウガオールは、血管を拡張して血行を良くする働きがあるので、体がポカポカ温まります。冷え性なので試してみよっと。その他にも、血液がサラサラになるとか、がん予防に効くとか、さまざまな効能がうたわれています。
 
体に良いことは分かったけど、一度にたくさん摂取しにくい食材なので、毎日少しづつ摂取することを習慣にしたいですね。あと、気を付けたいのが保存法。10℃以下になると低温障害を起こしてジンゲロールなどの生姜独自の成分の多くが減ってしまうので、冷蔵庫には入れないように!