わかりやすいビザのおはなし

ビザの問題解決します。ビザ・法律スペシャリストのAndy Ellenが分りやすく解説。

パートナービザ申請の注意点(2024年10月)- わかりやすいビザのおはなし
 

Visa Title パートナービザ申請の注意点

移民局はここ最近、これまで以上に多くのパートナービザの申請を却下する傾向にあります。その多くは、簡単なミスや提出情報の矛盾、証拠の不備が原因です。パートナービザの申請料は約9,000ドルと高額で、一度提出すると返金されることはありません。小さなミスが非常に高く付くことがあります。
ビザを取得するためには、説得力があり一貫した証拠を用意することが大切です。申請には多くのお金と時間が掛かり、精神的な負担も大きいので、万全な申請を行うことが非常に重要です。

申請のポイント
では、どのような点に気を付けて書類の準備をしたら良いのでしょうか。成功の確率を大幅に上げるためのシンプルで実践的な方法を以下にまとめます。

1. 提出内容の一貫性を保つ
提出した情報に不一致があると、審査官に疑われ、申請が遅れたり却下されたりする可能性があります。パートナービザ申請では、膨大な量の書類を提出しなければなりません。その中には、住所、関係性、旅行履歴など、同じ情報を何度も記載しなければならないこともあります。たとえ小さいミスや軽い見落としであっても、すべての情報はビザの証拠として扱われ、申請の信頼度を下げることになってしまいます。すべての情報に一貫性があり、誤記入がないよう気を付けましょう。

2. 正直な回答をする
パートナービザ申請の際、関係の詳細、パートナーとの同居期間など、重要な情報は必ず記入なければなりません。また犯罪歴も公開する必要があります。申請に悪影響を与えると感じる情報を隠したくなるかもしれませんが、重要な情報を隠すと後から大きな問題になる可能性があります。また、偽造書類を提出することも絶対に避けるべきです。虚偽の情報を提出した場合、申請の却下や3年間の再申請禁止といったペナルティを受ける可能性もあります。

3. 見られるのは提出書類だけではない
SNSの投稿内容が最新で正確であることを確認することも大切です。審査官は申請者の背景を徹底的に調査します。SNSに投稿された内容が申請書の内容と一致しない場合、大きな問題となる可能性があります。

4. プロの力を借りる
これは必須ではありませんが、移民弁護士を利用することは、パートナービザが却下されないための最善策のひとつです。移民の専門家は、パートナービザの手続きや要件を熟知しており、移民局の手続きや要件の変更にも常に最新の情報を把握しています。また、申請をどのように進めれば成功の可能性が高くなるか、重要なアドバイスを提供してくれます。更にすべての証拠やタイムラインをチェックし、申請が却下されるリスクを大幅に減らすサポートをしてくれます。

ビザの取得は難しく混乱しやすいプロセスですが、適切な情報とサポートがあれば、パートナーとオーストラリアで新しい生活を一緒にスタートすることができるでしょう。

ビザに関するご相談は、Kabo Lawyersまでお問い合わせ下さい。

 

Kabo Lawyers logo Andy Ellen Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)

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