
“抜歯”と聞くと多くの方が、よいイメージを抱かないかと思います。麻酔をしても後に痛みや腫れがあるのは、食事にも影響がでますし避けたいものですよね。
実際に、ご自身の歯は極力残したほうがよいです。とはいえ、抜歯をしなければいけない場合もあります。今回は、どのような場合に抜歯が必要か、抜歯後のケアなどをお伝えしていきたいと思います。
【抜歯が必要な場合】
○虫歯が拡大し、根管治療では治まらない
○歯周病が拡大し歯茎が歯を支えきれない
○歯科矯正 - 歯と顎の大きさがあわない/歯の役目がないなど
○放射線治療後の感染を防ぐため
○親知らずに虫歯/歯周病/腫れがある
【抜歯後のケア】
抜歯後は、通常1時間~2時間で大体の出血は止まります。しっかりとガーゼを噛み、当日中は、安静を心がけ激しい運動はさけましょう。他のケアとして、下記のものがあります。
○麻酔が切れる前に痛み止めをとる(痛み止めとしてはイブプロフェンが好ましい)
○アスピリン(痛み止め)の服用をさける(血液を薄める作用があり、血餅ができにくくなる)
○ガーゼは、30分~45分おきを目処に新しいものと換える
○抜歯後、24時間は激しいうがいや抜歯した歯の周辺の歯磨きを避ける
○毎食後、1週間は塩水で口をゆすぐ
○腫れがでた場合、氷で冷やす
○出血が止まるまで食事をさける
○スープやヨーグルト、お豆腐など柔らかくほぼ噛まなくてもよいものを食べる(抜歯後12時間程度)
○アルコール・炭酸飲料・ゴマなどの細かい食べ物を避ける
【気をつけるべき症状】
○ドライソケット
抜歯後血餅ができずに、歯槽骨がむき出しの状態になり痛みを感じたり、変な味やにおいがするものです。喫煙者やピルを摂っている女性に多く見られる傾向にあります。もし、上記の症状が見られた場合、すぐに薬を抜歯をしたところへ入れる必要があります。
○熱・寒気
○吐き気・嘔吐
上記の症状がある場合は、すぐに歯科医院へかかりましょう。
痛みや腫れの他に、感覚が鈍くなったり、ちくちくするな痛みを頬や歯茎、唇などに感じる場合、口が開けにくくなるなどの場合もあります。これは、抜歯後に見られる通常の症状となります。2,3日で症状は治まりますが、個人によっては1週間以上続く場合もあります。
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