今年は夏らしい天候がなかなか続かないメルボルンですが、オーストラリアオープンやアジアカップなどで街は賑わっていますね。
さて、今回は子供の歯科矯正についてです。歯科矯正は、見た目を整えるだけの目的ではないことをご存知でしたでしょうか? 噛み合わせや顎の位置を矯正するのは、きちんと物を噛んだり、はっきりと話すことに関わってきますので大切です。
【原因】
小さい時に片側だけで噛んだり、唇を噛んだり、頬杖を付くような癖や、口呼吸などの習慣があると歯や顎の位置が不順になってしまう場合があります。
【歯科矯正が必要な場合】
歯の大きさや数に対して、顎の大きさが小さい場合です。歯が生えるスペースが十分になく横に生え、でこぼこになります。軟らかいものばかり食べて育つと、顎が発達せずにこの状態になりやすくなります。
○水平被蓋(すいへいひがい)- Overjet
上顎前突症(出っ歯 )― 上顎が下顎より前にでている
反っ歯 ― 上の歯だけが前にでている
通常は上の歯が、下の歯より2mmほど前に出ています。
○垂直被蓋(すいちょくひがい)- Overbite
反対咬合 ー下の歯が上の歯を覆っている
○上下前突症 - Prognathism
上下の顎が前にでている場合です。外見上でも、口元が前に出ているのが分かります。
○臼歯部交差咬合(こうさこうごう)- Posterior Crossbite
奥歯の噛み合わせが横にずれている場合です。片側の上の歯が、内側に入っている場合や外側に出ている場合、上の歯の両側が内側に入っている場合や外側に入っている場合です。
逆に前歯のかみ合わせが、前後にずれている場合もあります。
○切端咬合(せったんこうごう)- Edge to edge
前歯の上と下がまっすぐぶつかっている場合です。口呼吸や顎の成長パターンの異常にて起きます。
奥歯が接触している時に、前歯が接触しない場合です。長期のおしゃぶりが原因で起こります。
当院では、審美的に歯並びを整えたい方や叢生(そうせい)の方の場合はインビザラインの矯正を行っています。それ以外の複雑な矯正の場合は、専門医へ紹介状をだしています。
【適切な時期】
3歳くらいまでには、乳歯が生え揃います。だいたい7歳頃までに、歯科医に歯科矯正が必要かどうか相談してみましょう。歯科矯正を始めるのであれば、成長過程にある年齢に始めた方が好ましいです。なぜなら、子供の顎骨は大人に比べ軟らかく、成長も早いため短い矯正期間にて完治するためです。また、悪化する前に矯正できるためでもあります。
矯正後の歯の位置を保持するためには、就寝時に保定装置(リテイナー)を装着する必要があります。もし、これを怠ると元に戻ってしまうので、必ず装着するようにしましょう。
歯やお口のトラブルに関するご質問・ご相談があればお問い合わせください。
受付には常時日本人スタッフがいますので、日本語でお気軽にお電話ください。
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SHIBATA DENTAL
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