わかりやすいビザのおはなし

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Skills assessmentに関する情報(2022年5月)- わかりやすいビザのおはなし
 

Visa Title Skills assessmentに関する情報

卒業生ビザや一部の永住ビザなどではskills assessmentと呼ばれる技能審査に申請し、合格することが必要になります。各職業により技能審査の審査機関、合格に必要な条件などは異なるので注意しましょう。

卒業生ビザ申請でskills assessmentの申請が不要に
2022年7月1日より、卒業生ビザ(サブクラス485)申請の際、技能審査を受ける必要がなくなります。この変更により2022年5月16日から、技能審査機関であるVETASSESSとACECQAは、卒業生ビザのための技能審査の申請受け付けをストップしています。またTrades Recognition Australia(TRA)でも、同様の対応がなされることが予想されます。
卒業生ビザの技能審査では、資格の審査のほか、360時間の職業経験があるかどうか審査されます。卒業生ビザ申請で技能審査が不必要になるのであれば、この360時間に職業経験の証明もなくなるのでしょうか。これに関しては現時点(5月20日時点)でまだ明確になっていませんが、新たな発表が出次第、詳細をお伝えします。
変更適用後は卒業生ビザ申請で技能審査に合格する必要はなくなりますが、一部の永住ビザ(GSMビザ、ビジネススポンサー)などでは、これまでと変わらず技能審査の合格が必要条件となります。

技能審査申請の注意事項
1. 正しい審査機関を知る
まず移民局のウエブサイトでしっかり情報を集め、ご自身のビザ申請で技能審査の申請が必要かどうかを調べましょう。技能審査の申請が必要な場合、どの審査機関に申請を提出するのかも確認しましょう。技能職業リストを調べれば、各職業でどの審査機関に技能審査の申請をすればいいのかが分かります。

2. ガイドラインをよく読む
正しい審査機関が分かったら、そのガイドラインをよく読みましょう。審査基準がとても厳しい機関も多いので、ガイドラインに沿って注意して申請準備を進めましょう。

3. 証拠書類の収集
技能審査申請において、資格、就労証明のための証拠書類を集めることがとても重要になります。以前働いていた職場から就労証明書を取得するのは容易でない場合もあるので、時間に余裕を持って早めに以前の雇用主に連絡を取りましょう。

4. 証拠書類の詳細を入念にチェック
証拠書類に書かれている詳細をしっかりチェックしましょう。証拠書類に記載されている日付や詳細が、ほかの書類の情報と一致していないことがよくあります。例えば、履歴書に載っている勤務開始日が就労証明書や給与振り込み明細書の日付と違う場合があります。すべての提出書類の情報が一致していないと不合格になりかねないので十分に注意しましょう。

5. 必要書類をすべて揃えて提出
申請時に必要書類をすべて揃えて提出するようにしましょう。書類が揃っていなかったり、記入漏れがあったりすると審査期間が遅れる原因になります。

以上、技能審査に合格するためのアドバイスをまとめましたが、技能審査の合格条件を満たしているか、個人で判断するのは難しい場合があります。申請前に専門家に相談し、詳しいアドバイスを受けることをお勧めします。

ビザに関する情報、ご相談は、Kabo Lawyersまでお問い合わせ下さい。

 

Kabo Lawyers logo Andy Ellen Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)

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