わかりやすいビザのおはなし

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新たに出たビザ変更事項(2021年12月)- わかりやすいビザのおはなし

Visa Title新たに出たビザ変更事項

オーストラリア政府は国境再開と経済復興サポートのため、更なるビザ変更事項を発表しました。

今回の変更の目的は、高いスキルを持つ外国人がオーストラリアに留まり、重要セクターで就労を継続しやすいようにするためです。

特に地方エリアの医療、ホスピタリティー業界の経営者は深刻な労働者不足に直面しており、これらのエリアでスキルを持つ外国人労働者の貢献が期待されています。

 

ビジネススポンサービザ
今回のビザ変更で、以下のビザ保持者の永住権申請が可能になりました。また将来的に市民権取得も可能になります。

•    現行のビジネススポンサービザ<Temporary Skill Shortage(TSS)ビザ>(サブクラス482)のshort-termストリームのビザ保持者。
•    以前のビジネススポンサービザ(サブクラス457)の保持者で、永住権取得の年齢制限を満たしていなかった人。

現在オーストラリアにいる約2万人のTSSビザ及び457ビザ保持者が、この変更によって恩恵を受けることになるかもしれません。

テンポラリー地方技能ビザ
また政府は、テンポラリー地方技能ビザ保持者(サブクラス489、491、494)のビザ有効期間を延長することにしました。このサブクラスのビザ保持者の多くは、COVID-19の感染拡大防止策の移動制限によって、永住権取得に必要な労働要求を満たせていなかったためです。

現在有効なビザ保持者、また既に有効期限が切れている保持者でも、ビザ期間が延長されます。追加期間が与えられることにより、永住権申請のための労働要求を満たすことができます。

またCOVID-19パンデミックの影響で、オーストラリアに入国できず海外に留まっていたビザ保持者は、2021年12月1日より入国できるようになりました。

卒業生ビザ
オーストラリア国内に入国できないままでいる卒業生ビザ(サブクラス485)保持者は、ビザ再発行の申請ができるようになりました。2020年2月1日以降に有効期限が切れた卒業生ビザ保持者は、保持していたものと同じ期間の新しい卒業生ビザに再申請することができます。

更に政府は、卒業生ビザの有効期限を以下のように変更しました。

•    Post Study Workストリーム: 一律3年に改訂
•    Graduate Workストリーム: 18ヶ月から2年間に延長

この期間の延長は、2021年12月1日以降に発行されたビザから適用されます。
オーストラリアの国境再開により、今後更なるビザ変更が予測されます。

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Kabo Lawyers logo Andy Ellen Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)

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