【在メルボルン日本国総領事館】新型コロナウイルス関連情報 (主に企業向け)VIC州政府による事業者支援のための経済対策の発表
 
在メルボルン日本国総領事館より、「(主に企業向け)VIC州政府による事業者支援のための経済対策の発表」が配信されました。
(以下9月14日配信内容)
 
【ポイント】
●9月13日(日)、ビクトリア州政府COVID-19規制の影響を受ける州内事業者向けに、追加の経済対策を発表、当館にてその概要の仮訳を作成しました。
詳細については近日中に公開される予定となっていますので、州政府HPをご確認下さい。
 
【本文】
ビクトリア州政府は、COVID-19規制の影響を受けている事業者に、合計30億ドルに及ぶ補助金減税資金繰り援助を発表しました。この資金は事業の存続を助け、雇用を守ります。
 
1. 事業継続(Business Survival)
(1)中小事業者向け(8億2,200万ドル):年間給与が1,000万ドル未満の事業者に対し、第3次ビジネスサポートファンドとして、最大で2万ドルを提供。受給資格は以下のとおりで、9月18日に申請書の受付を開始予定。
ア ビクトリア州に所在する事業者
イ 連邦政府のジョブキーパーを受給している。
ウ 従業員を雇用しWorkSafeに登録している。
エ 2019/20年度の年間給与額が1,000万ドル未満。
オ GSTに登録されている。
カ ABNを保持している。
キ 責任のある連邦又は州の規制当局に登録されている。
(2)認可されたホスピタリティ事業者向け(2億5,100万ドル):認可されたパブ、クラブ、ホテル、バー、レストラン、イベント会場に対して、収容人数と場所に応じて、最大30,000ドルの助成金。
(3)商工会議所及び取引団体向け(300万ドル):大都市及び地域の商工会議所および取引団体をサポートするための競争的助成金プログラム。
(4)Alpine事業者向け(430万ドル):Alpine事業者のAlpineリゾート管理委員会へのサービス料支払いに役立つ、最大2万ドルの助成金。
 
2. 事業適応(Bisiness Adaptation)
このパッケージでは、事業者がCOVIDノーマルの下で営業再開するための適応及び準備を支援するための追加の資金、ツール及びリソースも提供される。
(1)個人事業主や中小事業者のデジタル化を支援する2,000万ドルのバウチャープログラム。
(2)ビクトリア州の輸出業者が製品を市場に投入し、新しい貿易ルート確立を支援する1,570万ドルのパッケージ。
(3)「Click for Vic」キャンペーンを850万ドルに拡大し、より多くのビクトリア州住民が地元企業を支援するよう後押しする。
 
3. 免除と延期(Waivers and deferrals)
政府はまた、税と資金繰りへの支援として18億ドルを提供している。
(1)2020年度から2021年度までの給与税繰り延べのための17億ドル。
(2)商業・工業所有権に対する50%の印紙税割引をビクトリア州全域に拡大するための4,100万ドル。
(3)埋立地税の引き上げを6カ月延期するための3,300万ドル。
(4)本年の混雑税の25%を免除するための3,000万ドル。
(5)2021年の酒類免許料を免除するための2,700万ドル。
(6)2020年の非居住住宅地税を免除するための600万ドル。
 
【参考情報】
事業継続と適合パッケージ(ビジネスビクトリアHP
第3次ビジネスサポートファンド(ビジネスビクトリアHP