
今回は電動歯ブラシと、音波歯ブラシについて触れたいと思います。
最近、注目されている「音波歯ブラシ」について、皆さんご存知でしょうか?
音波歯ブラシは、その発生装置が歯ブラシのヘッドに搭載されていて、口の中の水分で振動を発生させています。
これまであった電動歯ブラシ、そして音波歯ブラシは、いずれもブラシの先端にあるモーターの回転運動や高速振動によって毛さきを高速振動させ、歯の汚れをとるものです。
電動歯ブラシや音波歯ブラシは、歯ブラシをあまり手で動かす必要がない点がセールスポイントのようですが、電動歯ブラシは、あくまでもモーターの働きによって、すべて手でやるよりも高い清掃効果が期待できる、というものです。
『電動歯ブラシの使用法』
電動歯ブラシの種類によっても、使用方法が異なります。基本的には手でみがく時のように歯ブラシを大きく動かすことなく、歯ブラシをとめる、または微動させながら、順々に歯を清掃していきます
歯の面にきちんと歯ブラシの毛先が触れていないと歯垢を取り除くことは難しいので、電動歯ブラシの毛先の位置を鏡で確認しながら、除去しましょう。これは通常の歯ブラシでも、同じことが言えます。
きちんと歯垢がとれるような方法を通常の歯ブラシで体得されたあと、電動歯ブラシを使うようにすると良いでしょう。
『音波歯ブラシについて、と使用法』
ブラシの振動でプラークを機械的に除去する点では上記の電動歯ブラシと同じですが、その振動が31,000回/分という高速振動であることから、適切な場所に当てるだけで電動歯ブラシ以上に楽にプラークを落とせます。
1秒間に何回振動したかを表す単位をHz(ヘルツ)といい、人間の耳で聞き取れる領域の振動を音波と呼びますが、音波は通常20~20,000Hzの振動とされ、この領域内の振動数をもつ歯ブラシが音波ハブラシと呼ばれています。
各メーカーの振動数はほぼ同じですが、振動の方向、幅や、ブラシの形態、毛束カットに違いがあります。
音波歯ブラシの欠点としては、ブラシ振動時の毛先の揺れや音がやや大きく慣れるまでに時間がかかる事、歯への当て方など使用法をマスターするまでに時間を要する事と、価格が高い事が言えます。
使用方法は手用歯ブラシと基本的には同じです。ブラシ部分の振動に手で軽く動きを加えるような感じで行います。
(※注意点)
〇電動歯ブラシ以上に振動があるので、その力に負けてしまう幼児や自分でうまく操作できない人には好ましくなく、心臓ペースメーカー等の体内埋め込み型の電子機器を使用している場合は、医師に相談する必要があります。
〇基本的には電気製品なので充電が必要。水回りでの使用は感電の危険性がありますから風呂場での使用は適していません。
<ポイント>
歯間クリーナーを使用すると、歯間部の歯垢除去には、どの程度の効果があるのでしょうか?歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間のプラークの61%しか除けなかったのに対して、フロスを併用すると79%、そして歯間ブラシを加えると85%まで除去できました。
通常の歯ブラシ、また音波歯ブラシの使用後には、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの補助清掃用具の併用をお勧めします。
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