わかりやすいビザのおはなし

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海外在住者向け、キャンベラ移住プログラムについて(2022年3月)- わかりやすいビザのおはなし
 

Visa Title 海外在住者向け、キャンベラ移住プログラムについて

オーストラリア国外にいる申請者向けにACT州移民プログラム、Canberra Matrixが導入されました。日本からキャンベラに移住を考えている方は、Canberra Matrixに申請してビザを取得できるかもしれません。

Canberra Matrixで取得できるビザは?
このプログラムで国外在住者が取得できるビザは2種類あります。テンポラリーの技能地方就労ビザ(サブクラス491)、及び永住の地方技能ビザ(サブクラス190)のACTノミネーションに申請できます。
Canberra Matrixに申請する際、以下の申請条件を満たさなければなりません。

◆サブクラス491及びサブクラス190共通の申請条件◆
1. ノミネート申請をする職業が、ACT州の最新重要スキルリストに載っている。
2. 英語の試験で「Proficient(IELTS スコア7)」、もしくは「superior(IELTS スコア8)」の英語力がある。
3. 申請者及び、申請者の扶養家族は現在オーストラリア国外に在住し、過去12ヶ月間オーストラリアに住んでいなかったことを証明しなければならない。
4. キャンベラに住む強い意思がある。申請プロセスが始まる前、キャンベラやキャンベラでの生活に関して十分に調べておく必要がある。

◆サブクラス491ビザの申請条件◆
1. ノミネート職業で、卒業後最低3年間のフルタイムの就労経験がある。就労経験は、関連する技能審査機関によって認められなければならない。
2. ACT州の労働市場を調査し、ACT州のノミネート職業で就職先が見付かるかどうか申請前に調べておく必要がある。

◆サブクラス190の申請条件◆
1. ACT州のノミネート職業で、2年間のフルタイム労働の就職先が決まっている。

条件を満たしたら、ポイントシステムで申請
上記の申請条件を満たす場合、次のステップはCanberra Matrixを通して申請をします。Canberra Matrixはポイントシステムに基づく申請で、最高185点の得点が取得可能です。ポイントシステムには11のカテゴリーがあります。

◆Canberra Matrixの11のカテゴリー◆
1.ACT州に在住もしくは滞在していたことがある: 直近の12ヶ月を除き、過去8年間でACT州に在住していた、または滞在していた場合、ポイントが加算されます。
2.ノミネート職業: ノミネート職業がACT重要スキルリストに載っている場合、20点。
3.英語レベル:「Superior」の場合15点、「proficient」の場合10点。
4.配偶者/パートナーの英語レベル:「Superior」もしくは「proficient」の場合、追加で5点。
5.ACT州での就職: ノミネート職業でACT州内の就職先が決まっている場合、20点。
6.就労経験: ノミネート職業での就労経験が長ければ長いほど高いポイントが取得できます。8~10年間は20点、5~8年間は10点、3~5年間は5点。技能審査(skills assessment)で認められた就労期間のみ換算できます。
7.配偶者/パートナーの就労: 配偶者/パートナーが仕事をしていて、条件を満たす場合、5~15点のポイントが取得できます。
8.学歴、資格: 学歴、取得した資格によってポイントを取得できます。
9.ACT州で就学: ACTの大学、専門学校で勉強した場合、追加ポイントが得られます。
10.家族、親族: ACT州に家族、及び親族が住んでいる場合、追加ポイントが得られます。
11.資産: ACT州に資産がある場合、追加ポイントが得られます。

ACT州政府のウェブサイトにはCanberra Matrixの概要が分かりやすく書いてあります。そのサイトから、取得できるポイントのチェック、ノミネートの申請ができます。
ACT州への移住は需要が高く、申請数が上限を上回る可能性もあるので、早めに申請準備を進めて申請することが重要です。

ビザに関する情報、ご相談は、Kabo Lawyersまでお問い合わせ下さい。
 

Kabo Lawyers logo Andy Ellen Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)

KABO LAWYERS (カボー法律事務所)のシニア移住コンサルタント。
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