自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。

自然の国の人だから - 二十四節気

 自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、
そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。
こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、
私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。
日本人の気持ちに立ち返ってみたら、
また違った2026年が見えてくるかもしれない。

自然の変化を的確にとらえた二十四節気と七十二候

日本と季節も真逆のオーストラリアでは、日本の繊細な季節の移り変わりも忘れてしまいがち。それでも、日本の知人へ手紙を書いたり、日本へ一時帰国したり、日本人の気持ちをいつまでも大切にしたい皆さんへ、知っていたら役に立ちそうな今年の二十四節気と七十二候を季節ごとに紹介します。日本への思いを馳せながら、言葉選びや旅の準備の参考に。

春の二十四節気と七十二候

二十四節気 立春 りっしゅん [ 四立/八節 ]
2026年の日付 2月4日
意味 二十四節気の起点。
旧暦では立春は春、1年の始まりで、さまざまな 決まりごとや節目の基準になっている。
前日の“節分”には、豆まきを したり恵方巻きを食べたりする。
七十二候と意味 東風解凍(はるかぜ こおりをとく)
暖かい春の風が川や湖の氷を解かし始める頃。2/4頃。
黄鴬睍睆(うぐいす なく)
春の訪れを告げる鴬、「春告鳥」(はるつげどり)が野山で泣き始める頃。2/9頃。
魚上氷(うお こおりをいずる)
水がぬるみ、割れた氷の間から魚が飛び跳ねる頃。春先の氷を「薄氷」と呼ぶ。2/14頃。
二十四節気 雨水 うすい
2026年の日付 2月19日
意味 雪が雨になり、雪や氷が溶け始める。
雨水がぬるくなり草木が芽吹く 頃なので、農耕の準備を始める目安となる。
七十二候と意味 土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)
雪が温かい春の雨に変わり、大地が潤い始める頃。2/19頃。
霞始靆(かすみ はじめてたなびく)
春霞がたなびき野山の情景が趣深くなる頃。春の霞んだ月は朧と呼ぶ。2/23頃。
草木萌動(そうもく めばえいずる)
柔らかな春の日差し下、草木が芽吹き始める頃。2/28頃。
二十四節気 啓蟄 けいちつ
2026年の日付 3月5日
意味 大地が温まり、冬眠をしていた虫などが地上へ出てくる頃。
実際に虫 が活動を始めるのは気温が10℃を超える頃。
七十二候と意味 蟄虫啓戸(すごもりのむし とをひらく)
冬眠していた生き物が、暖かい春の日差しの下に姿を現す頃。3/5頃。
桃始笑(もも はじめてさく)
桃の花が咲き始める頃。昔は“咲く”を“笑う”と表現した。3/10頃。
菜虫化蝶(なむし ちょうとなる)
蛹が羽化し蝶となって羽ばたく頃。“菜虫”は菜を食べる青虫のこと。3/15頃。

次回も引き続き、『春の二十四節気と七十二候』を紹介します。