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 移民プログラムの改革が発表されました

COVID-19パンデミック以降、オーストラリアは深刻な労働者不足が問題となっています。特に、スキルを持った外国人労働者が不足している状態です。この状況を改善させるために、各州政府はビザプログラムの申請条件を緩和し、海外からの技能労働者を招き寄せようと試みています。今年度は、オーストラリア全体で5万近くの州ノミネート枠が用意されています。

州政府のスポンサーシップとは?
オーストラリアに来る多くの技能労働者は雇用主によってスポンサーされますが、州政府も同様に技能労働者のビザをスポンサーすることができます。

州政府ノミネートビザ（サブクラス190）の場合、申請者は永住ビザが与えられ、無期限でオーストラリアに住むことができます。技能労働地方（暫定）ビザ（サブクラス491）の場合、一定期間地方エリアで住み、労働した後、永住権に申請する権利が得られます。そのほか、ビジネスを経営している申請者にもいくつかのビザオプションがあります。申請者は45歳以下でなければなりません。

それぞれの州に職業リストが設けられており、リストに載っている職業のみ申請可能です。殆どの州政府は、幅広い業種の申請者を引き寄せるために職業リストを拡張し、申請条件を緩和しました。
州政府のスポンサーを受ける労働者は、特定の雇用主の下で働く必要はありません。しかし、州内での就職は確保されていないので、労働者自身が就職先を見付けなければなりません。

各州の状況
多くの州で条件が緩和され、海外からでも申請可能になりました。

●ビクトリア州（VIC）
VIC州には1,1570の州政府ノミネート枠が用意されています。その内訳はサブクラス190ビザが9,000、地方ビザが2,400、ビジネスビザが170になります。
VIC州政府は職業リストを拡張し、420種以上の職業が含まれています。また海外からでも申請可能です。しかし、ほかの州と比べると申請条件が厳しく、ビザ取得の競争率も高くなっています。
VIC州スポンサーシップウェブサイトLive in Melbourne

●ニューサウスウェールズ州（NSW）
NSW州は一番多い12,000以上の枠を用意しています。
NSW州スポンサーシップウェブサイトNSW website

●西オーストラリア州（WA）
WA州はサブクラス190に5,350、地方ビザに2,790の枠が用意されています。また、申請費用の200ドルが免除される予定です。要求される就労契約期間は、12ヶ月から6ヶ月に半減されています。証明が必要な資金額も減額されています。
更に、これまで専門職とマネジャー職に要求されていた英語力の証明は免除になり、必要な職業経験期間も短くなっています。
WA州スポンサーシップウェブサイトLiving in Western Australia

●クイーンズランド州（QLD）
QLD州は190ビザに3,000、地方ビザに1,200、ビジネスビザに235の枠が用意されています。
申請できる職業リストが拡張されたほか、海外在住の申請者も申請可能です。
QLD州スポンサーシップウェブサイトBusiness & Skilled Migration Queensland

●南オーストラリア（SA）
SA州は190ビザに2,700、地方ビザに3,180、及びビジネスビザに70の枠を用意しています。
SA州スポンサーシップウェブサイトMove to South Australia

●ノーザンテリトリー（NT）
NTは海外からの申請は受け入れていません。また、申請者は最低3年間NTで住み、就労することに同意しなければなりません。
NTスポンサーシップウェブサイトNT website

●オーストラリア首都特別地域（ACT）
ACTはサブクラス190に800、地方ビザに1,920、ビジネスビザに10の枠を設けています。幅広い業種の中から、420以上の職業が職業リストに含まれています。
ACTスポンサーシップウェブサイトACT website

●タスマニア州（TAS）
TAS州で需要の高い職業の申請者が、優先的に審査されます。職業リストの職業は、120から250種以上に拡大されました。TAS州で最低2年以上働いた労働者が申請できます。
TAS州スポンサーシップウェブサイトMigration Tasmania

各州の申請条件の詳細、その他ビザ全般に関するご相談は、Kabo Lawyersまでお問い合わせ下さい。

Andy Ellen【 アンディ・エレン】
（Registered Migration Agent, MARN 0962018)

KABO LAWYERS (カボー法律事務所)のシニア移住コンサルタント。
ビザ、法律に関するご相談に経験豊富なスペシャリストが対応します。
日本人スタッフによる日本語サポートあり。
相談先 E: Yuki.Nomura@kabolawyers.com（日本語）
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