正しい歯の磨き方について、皆さんご存知ですか?
今回はその事について少しお話をします。
食後のしっかり歯磨きで、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を、取り除きます。
歯周病や虫歯の原因となる歯垢(プラーク)は、生きた細菌の塊で、歯とほぼ同じ乳白色で水に溶けにくく
歯の表面に粘着しているため、うがいをするだけでは取り除くことはできません。
この歯垢(プラーク)を取り除くことがとても大切なのです。
睡眠中は唾液の分泌が減り、口腔は細菌が繁殖しやすい状態になるので、眠る前は特に丁寧に磨きましょう。
まずはフロスをしっかりと
《デンタルフロス(歯間クリーナー)の使用方法》
1.フロスを40cm程の長さに切ります。(慣れてきたら、もう少し短くても良いです。)
2.フロスの片側を左手中指に2,3回巻きつけて、両手の間隔が10~15cmになるように右手中指に
残りの部分をはずれないように巻きつけます。
3.両手の親指と人差し指でつまんでピンとはります。この時に指の間は、1~2cm離しましょう。
(※短めに持って、ピンとはることが大切)
4.上の歯は、片方の手の指を歯の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れます。
歯と歯の間に斜めにスライドさせながら、前後にゆっくり動かし、一度歯ぐきの下あたりまで
ゆっくりと引き下げます。
5.下の歯は、片方の手の指を歯の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れて、歯と歯の間に斜めに
スライドさせながら、前後にゆっくり動かし、一度歯ぐきの下あたりまでゆっくりと引き下げます。
(※糸をピンと張り、力任せにならないようにしましょう。)
堅い歯ブラシと柔らかい歯ブラシ、どちらがいいの?
歯垢は毛先がきちんと当たらなければ落ちていきませんので、むしろ軟らかめの歯ブラシの方が
効果的であると言えます。
歯ブラシの仕方
まずはバス法という方法で、歯ブラシを歯ぐきの側に45゜傾け、小刻みに動かします。
そして、ローリング法 ブラシの毛の脇腹部分を歯ぐきに当て、かみ合わせの面に向かって回転させて
磨いたり、スクラッビング法 歯ブラシを歯に垂直に当て小刻みに動かしたりして部分ごとに工夫して
約2分間は磨きましょう。
重要なポイント
毛先を歯の面にあてるハブラシの毛先を歯と歯ぐき(歯肉)の境目と歯と歯の間に、きちんとあて軽い力で
磨きます。そして、約5~10mmの幅を目安に小刻みに動かして、1~2本ずつ磨きます。
歯磨きの工夫
「歯磨きの基本」を守りながら、毛先の届きにくい歯も工夫して丁寧に。でこぼこ歯並び前歯の
でこぼこしている歯は1本1本にハブラシを縦にあてて毛先を上下に動かしましょう。
背の低い歯奥歯の背の低い歯には、ハブラシを斜め横から入れて、細かく動かしましょう。
歯と歯ぐき(歯肉)の境目歯ぐき(歯肉)に対しては45度の角度に毛先をあててハブラシを
5mm幅程度で動かしましょう。
食後にしっかりと歯磨きをする
歯の表面は、エナメル質という硬い組織で出来ていますが、お口の中が酸性になるとエナメル質がもろい状態
になりますので、炭酸飲料やドレッシングなどを多く取って、お口の中が酸性になっている状態で
歯磨きをすると、エナメル質がダメージを受けるリスクが出てきます。食後まっさきよりも
唾液の働きにより口の中が中和され”再石灰化”されエナメル質を再度硬くしてくれるので
約15分から30分程おいてからの方がいいようです。
いかがでしたか?意外に知られていなかった正しい歯磨きの仕方。
当院では、クリーニングの後にスタッフより実践でお伝えする事ができますので、お気軽にご相談下さい。
歯やお口のトラブルに関するご質問・ご相談があればお問い合わせください。
受付には常時日本人スタッフがいますので、日本語でお気軽にお電話ください。
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SHIBATA DENTAL
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