EARTH HOUR 2019

EARTH HOURを知っていますか。
【青い地球を、未来につなぐ60分】
30 MARTH 2019 8:30PM〜9:30PM

シドニーから始まったEarth Hour

 2004年。地球の気候に関する深刻なデータに直面したWWFオーストラリアのメンバー達が、地球温暖化に立ち向かう為のアイデアを模索、キャンペーンが計画されていきました。当初、「The Big Flick. (巨大なスイッチOFF)」と名付けられたプロジェクトは、やがて「Earth Hour」という言葉に。2006年にメディア、当時のシドニー市からのイベントサポートへの同意を得ると時期を同じくして、米アル・ゴア氏の「不都合な真実」が公開され、世界中の関心が地球温暖化問題へ向けられました。

 そして2007年3月31日午後7時30分からの60分間、Earth Hour が開催されました。220万人のシドニー市民と2,100の企業が参加。オーストラリア中で大きな話題を呼びました。

 昨年、2018年には188の国と地域が参加し、東京タワー(日本)、エッフェル塔(フランス)、ロンドンアイ(英国)、アクロポリス(ギリシャ)など世界各地を代表する17,900を超えるモニュメントが消灯しました。

 2019年は3月30日(土)午後8:30から9:30までの60分、地球の未来のために、あなたの想いを世界へ。

 日付変更線に近い国々から消灯リレーが開始され、順次、現地時間の午後8時30分を迎えた地域で実施されます。時差の関係上、東から順に消灯がぐるりと地球を一周します。

(Holding solar lanterns during an Earth Hour event in China. © Xiaodong Sun / WWF-UK)

まずは参加登録

 参加者数の把握の為にするもので、登録にあたっては料金等は発生しません。登録は、個人、企業・団体、自治体に分かれています。
① Earth Hourのサイトhttps://www.earthhour.org.au/
② Registerに進み、情報を書き込み送信ボタンを押します。
③ 3月30日(土)午後8時30分~9時30分までの60分間、明かりを消して過ごします。

こんな事も

自宅の庭でのEarth Hour BBQに友達や親戚、近所の人達を招いて、1時間のLight Outを楽しむ計画を立ててみましょう。
Facebook、Twitter、MySpace、YouTube、Flickr等を通じて、友達や家族に向けてメッセージを発信してみましょう。
Emailやブログにバナーやロゴを利用して、Earth Hourに参加し温暖化対策に取り組んでいる事を、友達や家族伝えましょう。

この60分間以外でできる事

家庭で

未使用時の電化製品のプラグをオフにする→1つの電化製品で45kgの温室効果ガス削減
電球をCompact Fluorescent Light Globes (CFLs)に→長期的な時間とお金の節約
冷蔵庫の設定温度を少し上げる
政府承認の再生可能エネルギーGreen Power Energyに切り替える
ソーラーパネル、ソーラーホットウォーターシステムの使用
水の節約策として、シャワーの使用時間の短縮、節水用ヘッドへの取替え、トイレの水洗を2種類の水量のもの(Dual-flush)に、水漏れの修理
シャワーには節水用の散水口を使用→8分間で52ℓの節水、1年間で1万8,000ℓの水の節約

移動には

徒歩、自転車、公共交通機関を利用
自動車通勤はシェア乗車
飛行機の利用を極力避ける
燃費を考えて車選びをする→ハイブリッド車は最も燃費が良く環境に優しい

ショッピングでは

再使用可能バッグを持参
プラスチック等の過剰包装商品をできるだけ避ける→詰め替えや再使用可能な容器を利用
地元の季節の新鮮な食品を買う→地元で生産された食品は工程と輸送が少ない
肉を食べる機会を少しだけ減らす→1kgの牛肉を生産するのに数百リットルの水が必要
Fair Tradeの商品を購入して環境的持続可能な社会や経済発展に貢献

庭では

コンポストを始める→家庭ごみの75%はコンポストが可能
在来植物を育てる→在来種はより少ない水と世話で育つ
果物や野菜を自生する→包装や輸送が不要
雨水タンクの設置→庭や洗濯用に
ソーラーパワーライトの設置
バーベキューをガスコンロに→炭焼きは空気汚染に

会社では

コピーをとる前に考える→世界中で毎日100万トンの紙を使用
PDF フォーマットをダウンロードする→プリント不要になる事で森林保護に
紙のリサイクル
コーヒーにはマイカップ持参で
コンピューターを始めとする周辺機器を10分後に自動オフにセット

WWFとは

世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature:WWF)は、スイスのWWFインターナショナルを中心に、50ヶ国以上の国々に拠点を置き、約100ヶ国で活動している環境保全団体。「世界の生物多様性を守る」「再生可能な自然資源の持続可能な利用が確実に行われるようにする」「環境汚染と浪費的な消費の削減を進める」を使命とし、1961年9月、絶滅の恐れのある野生生物を救う事からスタート。現在は温暖化を含めた多様な環境問題への取り組みを行っている。

© Getty Images / WWF-Aus

(2011年3月号 Dengon Netより更新)