★イベントレポート★ スポーツが人々を繋げる

Melbourne Wheelchair Tennis Open 1月15日から19日まで、CraigieburnのHume Tennis and Community Centreで開催されたMelbourne Wheelchair Tennis Openを前に、14日ウェルカム・セレモニーが開かれました。
Melbourne Wheelchair Tennis Openは、全豪オープンテニス・車いすテニス部門の前哨戦にあたります。今年初めて、アジアから15人のジュニアプレーヤーを迎え、テニスキャンプ、トーナメントの開催となりました。また、松永一義総領事の計らいで、日本からは3人のジュニアの選手と日本車いすテニスクラブの山田啓太郎コーチが招待されました。

Singo Kunieda この催しにあたって、Tennis AustraliaのHolly Tawse氏は、「ここオーストラリアで、ジュニアの車いすテニスプレーヤーが世界最高峰のプレーヤーと一緒にプレーできるようにすることは、後輩にとって素晴らしい経験になるでしょう」と述べています。

 ジュニアの選手は「全豪オープンテニスをやっているメルボルンに来ることができてうれしい。国枝選手が目標です。この経験を生かしていきたいです」とインタビューに答えていました。
国枝慎吾選手も、「彼らには、今回自分のパフォーマンスもグランドスラムもしっかり見ていって欲しい。2020年の東京オリンピック、パラリンピックへの出場は、まだ若いから無理だとしても、次のチャンスがあるから」と激励。
先日行われたBendigoでのトーナメントで優勝した上地結衣選手も駆けつけてくれました。

Yui Kamiji 記念撮影の後は、Hume Tennis and Community Centre スタッフによる心づくしの食事、お好み焼き、飛騨牛のステーキなどが公邸料理人の手によってふるまわれました。
また、中庭にあるスクリーンで、アニ×パラ(Animation and Paralympics)「あなたのヒーローは誰ですか」と、東京オリンピック・パラリンピックのビデオが披露されました。

 今年の全豪オープンテニスだけでなく、2020年東京オリンピック・パラリンピック、そして、これからの選手の活躍に期待しましょう。
 

Haruka Sahara Ryuhei Tachibana and Takumi Ouchiyama

インタビューを受けるジュニアの選手・左)佐原春香さん(15歳)、中央)大内山匠さん(14歳)、右)橘 龍平さん(11歳)。