| オーストラリア永住権 - サブクラス186ビザについて |
前回に引き続きサブクラス186ビザについてお話します。前回は主にサブクラス186ビザに設けられているストリームについてお話ししましたが、今回はこのビザを申請する際のポイント・注意点を中心にお話します。
建設・エンジニアリング業界でのポイント
最も重要なのは、「ポジション内容に合致した対象技能職種であること」です。建設・エンジニアリング業界では肩書きが多様ですが、Home Affairsは職務内容(duties)と技能レベルを重視します。
建設・エンジニアリング分野でよく見られる職種例:
- Construction Project Manager
- Project Builder
- Engineering Manager
- 土木・構造・機械・電気系エンジニア
- 業務内容や資格によってはEngineering Technologistレベルの職種
また、査定機関やSkills Assessmentのプロセスは職種によって異なります。Direct Entryでは、法令により各職種ごとの査定機関が定められています。
この業界で重要となる提出資料
建設・エンジニアリング案件では、申請者本人の能力よりも、「提出資料全体の整合性」が問題となるケースが少なくありません。
職務内容と実際の業務の一致
実際には現場監督レベルの業務であるにもかかわらず、上位管理職として申請している場合などは、厳しく審査される傾向があります。職務内容、職種タスク、職位レベルの整合性が重要です。
グループ企業構成と「実際の雇用主」
建設業界では複数法人を利用しているケースも多く見られます。たとえば、契約会社、給与支払会社、ライセンス保有会社が別法人となっていることがあります。 そのため、スポンサー企業、給与支払主体、業務指揮命令系統などが明確に説明されている必要があります。
複数現場・プロジェクトベースの雇用
建設業界では複数現場を移動することが一般的です。申請資料でもその実態を反映させる必要があります。特にプロジェクトベースの雇用では、継続的なポジションであることを示すために、現在の契約状況、将来案件、採用計画などの資料提出が重要になります。
登録資格・ライセンス
一部職種では、州または全国レベルでの登録資格・ライセンスが必要です。Home Affairsでも、規制対象職種については必要な登録資格やライセンス保有を求めています。
ビザ取得後の雇用見込み
Home Affairsでは、186ビザ取得後、少なくとも2年間継続雇用される見込みがあることを求めています。短期プロジェクト中心の企業では特に重要なポイントとなります。
英語力・健康診断・人物審査
サブクラス186では、健康診断および人物審査が必要です。また、英語力要件も定められており、一部例外を除き条件を満たす必要があります。
2026年の移民動向
2026年において、建設・エンジニアリング業界のスポンサー申請で特に重要となるのは、以下の2点です。
- Direct EntryにおけるCSOLおよび caveat 条件
- 実際の雇用実態を示す証拠資料の整合性
Home Affairsの審査担当者は、スポンサー企業、職種コード、ポジション内容、提出資料全体に一貫性があるかを重視しています。
雇用主スポンサー制度やビザ申請についての具体的なご相談は、Aitken Partnersまでお問い合わせください。
Andy Ellen【 アンディ・エレン】
(Registered Migration Agent, MARN 0962018)
Aitken Partnersのシニア移住コンサルタント。
ビザ、法律に関するご相談に経験豊富なスペシャリストが対応します。
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