医者にかかるほどではないけど、ちょっと気になる健康のこと。ちょっと気になる症状の発症、予防や対策、対処法などをお伝えします。ただし、何事もプロに任せるのが一番。症状が改善されなかったり、酷くなる場合は、必ずドクターに相談を。

| 日常生活で気を付ける花粉対策 |
◇ テレビ・新聞などのメディアの花粉情報をチェックし、花粉飛散量が多い日はなるべく外出を避ける。
◇ 晴れた日、風の強い日、台風・雷・嵐のあとは花粉が飛びやすいため外出を控える。
◇ 花粉は午前中に多く飛ぶため、外出はなるべく午後遅めの時間にする。
◇ 外出時は眼鏡、サングラスを掛ける。
◇ 花粉の付着しやすいウールなどの衣類は避け、つるつるした素材のものを選ぶ。
◇ 車に乗っているときは、なるべく窓を開けない。
◇ 花粉症の時期は公園や郊外でのピクニックを控える。
◆ 外から戻ったら
◇ 玄関に入る前に衣類に付着した花粉を払い落とす。
◇ シャワーを浴びる。または手、目、鼻、喉を洗う。
( 注: 目、鼻を洗う時は、水道水はNG。目や鼻を保護している成分を洗い流し、傷付きやすくなってしまいます。生理食塩水を使いましょう)
◆ 家の中でも注意
◇ コンタクトレンズは原則的には使用しない。使う場合はレンズの洗浄を確実に行う か、1日使い捨てタイプを選ぶ。
◇ 洗濯物はなるべく室内干し(外干しの場合はしっかり花粉を払い落としてから取り込む)。
◇ 花粉の侵入を防ぐため、ドアや窓は閉めておく。換気をするなら夜。
◇ こまめに掃除して部屋の中に入った花粉を除去。
◇ 庭に植える植物選びは慎重に(例: 風・空気の移動で花粉が運ばれる風媒花ではなく、虫媒花、鳥媒花などを選ぶ。芝生を人工芝やブロック、コンクリートなどに変える)。
◇ 芝刈りを避ける。どうしてもしなければいけない時はマスク着用。
◇ ほこり、ダニ、動物、動物の毛や皮膚などを避ける。かゆみ、腫れ、涙などを軽減させます。
◆ 自律神経の働きを良くする
自律神経のバランスがくずれると免疫力が低下し、ア レルギー物質に対する抵抗力が落ちてしまいます。アレ ルギー症状を悪化させないように以下のことに気を付 け、体全体を整えるようにしましょう。
◇ バランスの良い食生活。
◇ 適度な運動。
◇ ストレスをためない。
◇ 飲酒を控える。
| 注意が必要な食べ物 |
◇ 果物や野菜の中には、花粉症と似た抗原(アレルゲン)を持つ物があり、食べると口や喉に じんましんが出る場合があるので注意します。 例: りんご、桃などバラ科の果物(シラカバ花粉症) トマト(スギ花粉症) ◇ 乳製品は痰がからみやすくなるので、のどに違和感がある時などは控えます。
◇ 糖分は体の中のビタミンやミネラルなどの栄養を奪い、体内の免疫バランスを壊してしま うので避けます。
◇ アルコールは血管拡張作用があり、鼻の症状などを悪化させるため控えます。
不足している栄養素があると、アレルギー物質に対して充分な抵抗力を発揮できません。 血液検査を受ければ不足している物質が分かるので、それを補うような食生活に改善しま しょう。サプリメントなどに頼るよりも、バランスの取れた食事を心掛けて下さい。
また、冷 えなどもバランスの崩れです。積極的に運動を取り入れるなどして改善しましょう。その他、「寒い」「じめじめしている」などの環境下でアレルギー症状が出やすく感じるのも、バランスが崩れていることが原因です。体調のバランスと共に、 住環境のバランスも整えましょう。
| 花粉症対策で大事なこと |
その2: 自分に合った薬を使う。
その3: とにかく花粉を寄せ付けない。

