医者にかかるほどではないけど、ちょっと気になる健康のこと。ちょっと気になる症状の発症、予防や対策、対処法などをお伝えします。ただし、何事もプロに任せるのが一番。症状が改善されなかったり、酷くなる場合は、必ずドクターに相談を。
2025/09/09
薬について - ムズムズ・イライラ 花粉症のこと

あちこちで花が咲き始め、街中が明るくなる春が近付いて来ると、なんだか心もうきうきしてくるもの。でもその一方で、目のかゆみや鼻水などの辛い花粉症に悩まされ、「春が一年で一番憂鬱で苦手な季節...」という人も多いのではないでしょうか。実はメルボルンは花粉症に悩まされる人がかなり多い街。そこで花粉シーズンが本格化する前に花粉症について学び、しっかり対策をしましょう。
取材協力: 富田愛子先生
| 薬は症状が出たらすぐ使用する |
薬の種類・症状によりますが、基本的には症状が出始めたら薬はすぐ使用した方が効果が出ます。自分が何のアレルギーであり、どの薬を飲めば良いのか分かっている場合は、予防的に花粉の飛散が始まる数週間前から薬を飲み始めても構いません。症状がひどくなってからでは薬は効きにくくなるので、なるべく症状の軽いうちに薬を使い始め、悪化させないようにしましょう。| 薬は自分の症状にピンポイントのものを |
症状は人によってさまざまです。「目のかゆみだけがある」場合は目薬で症状を和らげる、「鼻水だけがたくさん出る」という症状の人は、ステロイド入り鼻スプレーを使って対応するなど、自分の辛い症状にピンポイントの薬で対応する方が、やみくもに内服薬を服用するよりも効果的です。
| 薬あれこれと別の治療法 |
◆ ステロイド点鼻薬
アレルギー性鼻炎にはとても効果があります。定期的に(毎日1回を1 年以上)使用していなければ治療効果はあまり期待できませんが、症状が悪化することを抑えることはできます。ステロイドの副作用を心配する人もいるかもしれませんが、局所用のステロイド薬はいずれも微量で局所効果が強く、吸収されにくく、吸収されてもすぐに分解されるため全身的副作用が少ないという特徴があります。他の疾患で内服しているステロイド薬がある場合などを除けば副作用の心配はいりません。投与部位のみに効果が現れるため、左右の鼻に同じように噴霧しましょう。ステロイド薬を使わずに、例えば5日以上の連続 投与を禁じられている薬を使い続けたり、辛い症状を我慢し続ける方が体には悪影響です。
アレルギー性鼻炎にはとても効果があります。定期的に(毎日1回を1 年以上)使用していなければ治療効果はあまり期待できませんが、症状が悪化することを抑えることはできます。ステロイドの副作用を心配する人もいるかもしれませんが、局所用のステロイド薬はいずれも微量で局所効果が強く、吸収されにくく、吸収されてもすぐに分解されるため全身的副作用が少ないという特徴があります。他の疾患で内服しているステロイド薬がある場合などを除けば副作用の心配はいりません。投与部位のみに効果が現れるため、左右の鼻に同じように噴霧しましょう。ステロイド薬を使わずに、例えば5日以上の連続 投与を禁じられている薬を使い続けたり、辛い症状を我慢し続ける方が体には悪影響です。
◆ 抗ヒスタミン剤(眠気が少ないもの)Claratyne, Zyrtec, Telfast など
くしゃみ、かゆみなどに効果がありますが、ひどい鼻づまりや鼻水にはステロイド点鼻薬ほどの効果はありません。妊娠中の服用は医師に相談してからにして下さい。
◆ 目薬
目のかゆみ、腫れ、涙などを軽減させます。
◆ 鼻づまり解消用点鼻薬
速攻性はあるのですが、5日以上の使用は鼻の粘膜を傷付けるので使用しないで下さい。妊娠中や、高血圧の方には適していません。
◆ アレルゲン免疫治療
上記の薬品は症状を抑えるもので、花粉症を治すものではありません。別の方法として、アレルゲン免疫療法(減感作療法)があります。適量の原因アレルゲンを継続して投与することによりアレルゲンに対する免疫学的な耐性の獲得を目的とした根本治療を目指す治療法です。皮下注射、または舌下(経口)に投与されます。治療には数年掛かります。
| 子供や、妊娠・授乳中の女性は花粉症の薬を飲んでも大丈夫? |
薬にもよるので、医師・薬剤師に相談しましょう。子供のアレルギーについては、2歳未満 の段階では原因は特定できず、2歳以上であっても、子供にはアレルギー用の薬はすぐには処方しないのが一般的です。妊婦と子供に関しては、薬よりも、原因物質を取り除く生活で対応しましょう。妊娠を希望している段階の女性も、内服薬ではなく、ステロイド点鼻薬や目薬で症状を和らげる対策を取りましょう。まずはGPに事前に相談し、血液検査などを受けておくようにしましょう。
次回は、日常生活で気を付けることについてお話しします。

