自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。

自然の国の人だから - 二十四節気・冬

 自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、
そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。
こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、
私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。
日本人の気持ちに立ち返ってみたら、
また違った2026年が見えてくるかもしれない。

自然の変化を的確にとらえた二十四節気と七十二候

日本と季節も真逆のオーストラリアでは、日本の繊細な季節の移り変わりも忘れてしまいがち。それでも、日本の知人へ手紙を書いたり、日本へ一時帰国したり、日本人の気持ちをいつまでも大切にしたい皆さんへ、知っていたら役に立ちそうな今年の二十四節気と七十二候を季節ごとに紹介します。日本への思いを馳せながら、言葉選びや旅の準備の参考に。

冬の二十四節気と七十二候

二十四節気 立冬 りっとう [ 四立/八節 ]
2026年の日付 11月8日
意味 二十四節気の起点。
冬の気配が感じられてくる、霜降から数えて15日目頃。冬の始まり。
この日から立春の前日までを暦の上では冬と分類する。
木枯らしや初霜を体験する頃。
七十二候と意味 山茶始開(つばき はじめてひらく)
冬景色の中、大輪の山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。11/8頃。
地始凍(ち はじめてこおる)
冷気の中で大地が凍り始める頃。11/13頃。
金盞香(きんせんか さく)
水仙の花が咲いて芳香を放つ頃。“金盞”は金の盃のこと。11/17頃。
二十四節気 小雪 しょうせつ
2026年の日付 11月22日
意味 わずかながら雪が降り始める頃。 本格的な冬の到来が感じられる。
七十二候と意味 虹蔵不見(にじ かくれてみえず)
曇り空が多く日差しも弱まり、虹を見掛けなくなる頃。11/22頃。
朔風払葉(きたかぜ このはをはらう)
冷たい北風が木々の葉を吹き払って落とす頃。11/27頃。
橘始黄(たちばな はじめてきばむ)
橘の実が黄色く色づく頃。橘は不老不死の象徴とされている。12/2頃。
二十四節気 大雪 たいせつ
2026年の日付 12月7日
意味 雪が激しく降り始め、寒い地方では根雪になる雪が降り始める。
本格的な冬の到来。
七十二候と意味 閉塞成冬(そらさむく ふゆとなる)
空が重い雲に覆われて、閉ざされたような真冬になる頃。12/7頃。
熊蟄穴(くま あなにこもる)
熊をはじめ、生き物が穴に入って冬ごもりをする頃。12/12頃。
鱖魚群(さけのうお むらがる)
海で育った鮭が産卵のために川を上る頃。12/17頃。

次回も引き続き、『冬の二十四節気と七十二候』を紹介します。