ちょっと気になる健康のこと

医者にかかるほどではないけど、ちょっと気になる健康のこと。ちょっと気になる症状の予防や対策、対処法などをお伝えします。ただし、何事もプロに任せるのが一番。症状が改善されなかったり、酷くなる場合は、必ずドクターに相談を。

日焼け対策 - 目の紫外線対策 その2

日焼け対策 

澄みきった青い空に美しい海。せっかくオーストラリアに来たんだから、ビーチにスポーツにキャンプにと、アウトドアを満喫したいもの。でも、ちょっと待って。オーストラリアは紫外線の強い国で、世界で最も皮膚がんの発症率が高い国の一つ。うっかり素肌を太陽の下でさらしていたら、とんでもないことになってしまう…かも。そこで「日焼け対策」。しっかり日焼け予防をして、オーストラリアの夏をエンジョイしましょう。

● ● ● 目の紫外線対策 ● ● ●

基本的には肌の紫外線対策と同じで、適度な日よけをする事がポイントです。
手軽な方法としては、この3つ。

◆ 日陰に入る
日陰の紫外線の量は日向の約半分。

◆ 帽子を被る
帽子によって目に達する紫外線量は確実に減少します。つばの広い帽子に方が効果的。UVカットの帽子も市販されています。

◆ サングラスを掛ける
UVカットのサングラスを掛けます。UVカットはサングラスだけでなく、一般的な透明レンズでも、UVカットされている物があります。また、使い捨てタイプのコンタクトレンズで紫外線を防ぐように加工された物もあります。

でも、日陰が見つからない時もあるし、つばの広い帽子は持ち運びが面倒…。それなら、せめてサングラスだけでも取り入れてみてはいかがでしょうか?

● ● ● サングラスの選び方 ● ● ●

aunglassesまずは、国家規格(AS/NZS 1067:2003)を満たしたレンズを選びましょう。濃い色のレンズは、薄い色のレンズより光を遮へいしますが、紫外線の遮へい率は変わりません。むしろ、瞳孔が開いて、隙間から入ってくる紫外線を多く吸収してしまう可能性が高いそうです。
そして、レンズの選択と同じくらい大切なのがフレーム。 正面からの紫外線はレンズが防いでくれますが、意外と多く侵入してくる横からの紫外線はフレームで防ぐ必要があります。目とサングラスとの隙間をできるだけ少なくする為、顔のカーブに合った包み込むタイプの物がベスト
それ以外のスタイルを選ぶなら、濃い色で太めのプラスチックのフレームがお勧めです。
オーストラリアの国家規格の中でも、最も紫外線遮断率が高いEPF 9 か10 のタグの付いた物を選べば、間違いありません。

オーストラリア検眼協会(OAA)が昨年行った調査によると、成人の約半数が紫外線対策にサングラスを掛けていないそうです。私自身は目が悪いので、光の強さによって色が変わる調光レンズの眼鏡を常に掛けているのですが、購入の時に、UVカットの加工がしてあるとは聞いていますが、どれだけ紫外線を防ぐのか知りません…。これを機会に、眼鏡屋さんに行って、調べてみたいと思います。

手軽に、将来の眼病リスクを減らせるサングラス。夏はもちろん、季節を問わず、大人も子供も目の紫外線対策を始めましょう

取材協力: The Cancer Council Victoria