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Director ID登録が必須になりました(2021年11月)- もっと教えて 会計・税務のこと

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Director ID登録が必須になりました
 
Director IDの申請がこの11月から開始されています。Director IDは、オーストラリアの会社のDirector(取締役)個人に永久的に紐付けされる番号(DIN / Director Identification Number)で、政府機関は、取締役のプロフィールや、取締役としての過去を追跡することが可能となります。これにより、身分証明の偽造を防ぐことができるとされています。該当者が所定の期間内にDirector IDを申請しなかったり、故意に複数のIDを申請したり、虚偽のDirector IDを申請した場合など、民事及び刑事上罰則が適用されるのでご注意下さい。
下記に要点をご案内します。

【登録の期日】 

取締役就任日 Director ID登録期限
2021年10月31日時点で就任 2022年11月30日
2021年11月1日~2022年4月4日 就任から28日以内
2022年4月5日以降  就任前
【申請方法】
ABRS(Australian Business Registry Services)のホームページから申請します。
 
1)MyGovIDのセットアップ
まずは、MyGovIDのセットアップが必要です(myGovIDは、myGovとは異なるのでご注意下さい)。
MyGovIDのリンクはこちら

<注意①> 取得の際に、身分証明書2点を提示する必要があります。
身分証明書として、銀行口座の詳細、スーパーアニュエーション口座の詳細、オーストラリア国税局(ATO)からの査定書(Notice of Assessment)、配当金の明細書、センターリンクからの支払い証明書や年間の給与支払い明細書(PAYG Payment Summary)などが挙げられます。

2)自身を証明する書類や情報を準備
必要な情報は、①TFN(Tax File Number)②ATOに登録されている居住の住所 ③身分を証明する書類
③の身分を証明する書類として、上記<注意①>と同様のものが必要となります。

3)Director ID申請 
MyGovIDから申請します。
MyGovIDを取得できない場合、TFNを持っているのであれば電話で登録することも可能。TFNを持っていない場合には、紙ベースの申請となります。  

●オーストラリア国内から 13 62 50 通訳が必要な場合 13 14 50
●オーストラリア国外から +61 2 6216 3440 通訳が必要な場合 +61 3 9268 8332
   
<注意②>MyGovIDを取得できない場合(オーストラリアに居住していない場合も含め)
身分証明書のCertified copy(認証コピー)も送付する必要があります。必要な身分証明書については、国内から、または国外からの申請か、電話での申請か紙ベースの申請かにより異なるので、本リンクからご確認下さい。

【誰かに申請代行を依頼できるのか?】
個人情報を照合しないと申請ができない仕組みになっているので、ご本人しか申請できません。但し、MyGovIDを取得できない場合には、どのような身分証明が必要かについてなど、ご相談下さい。
 

 

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 本記事は情報提供を目的としており、税務アドバイスではありません。
これをもとに生じた金銭、資産に対する損害に関しては、一切お受け致し兼ねます。