無料・医療相談会【在メルボルン日本国総領事館】
    

在メルボルン日本国総領事館で「日本語による医療相談イベント」を開催
 
        ― 医療・保険・メンタルケアを学ぶ機会に ―
 
1月13日(火曜)、在メルボルン日本国総領事館にて、日本語による医療相談イベントが開催されました。
本イベントは、在豪邦人がオーストラリアの医療制度を正しく理解し、安心して医療や各種サポートにアクセスできる環境づくりを目的として行われたものです。
当日は、橋村ひかる先生、首藤まり子先生の2名の医療専門家が登壇し、古谷総領事、八重樫領事も同席されました。
会場には、永住者、留学生、ワーキングホリデーの方に加え、留学生や現地校の学生を支援する教育関係者、語学学校の職員、そして高齢者を中心とする日本人コミュニティーの運営に携わる方々など、幅広い立場の参加者が集まりました。
セッションでは、クリニックでは聞きにくい
医療費の話題をはじめ、
受診の適切なタイミング、
オーストラリアの医療システムの仕組み、
日本とオーストラリアにおける薬の違いなどについて、
具体例を交えた丁寧な解説が行われました。
特に、メルボルンでは一般医療だけでなく、
専門医による医療についても、
日本語で安心して受診できるという事実を知ることができ、
多くの参加者にとって大きな安心材料となりました。
また、説明の後には質疑応答の時間も設けられ、参加者それぞれの立場や状況に応じた質問が寄せられました。
医療費や保険の使い方、受診のタイミングや、日常生活の中で感じている不安や疑問についても質問があり、日本語で直接専門家の話を聞ける貴重な機会となりました。
 
メンタルケアの重要性についても共有されました。
海外での生活では、言語や文化の違い、生活環境の変化などにより、本人が気づかないうちにメンタルが不安定になってしまうケースも少なくありません。
加えて、そのような方を日常的に支える側が精神的な負担を抱え、結果としてサポートする側のメンタルも不安定になってしまう、いわゆる連鎖が起きている現状についても言及がありました。

 
総領事館 や Dengon Net には、メンタルケアの必要性が感じられる相談が継続的に寄せられています。
今回のイベントを通じて、今後、そうした方々を適切な専門家へ、無理なく、自然につなげていくことが、総領事館やDengon Net、日本人を受け入れる学校関係者、そして日本人コミュニティ全体にとっての大きな課題であることが、参加者の間で共有されました。
 
保険制度については、永住者であればメディケアやプライベート保険、駐在、そして留学生やワーキングホリデーの方は日本またはオーストラリアで加入している保険を活用し、適切なタイミングで医療や相談を受けることの大切さが説明されました。
加入している保険プランによっては、自己負担なし、もしくはごくわずかな自己負担で受診できる場合もあるため、まずは自身の保険内容を確認し、必要なときに適切な医療を受けることが、健康不安のないオーストラリア生活につながります。
 
本イベントは、医療やメンタルヘルスに対する心理的なハードルを下げ、日本語で正しい情報を得ることで、在豪邦人がより安心して生活を送るための、非常に有意義な機会となりました。
 
Dengon Netとしても、今後もこうした声に耳を傾けながら、必要な情報や専門家につながるきっかけを提供していきたいと考えています。
 
 
 
ー 医師・専門家紹介 ー
 
● JAMSNET Melbourne 代表 医師
橋村ひかる(はしむら ひかる)
 
オーストラリア国内で唯一の日本人内分泌内科医。
糖尿病をはじめ、ホルモン異常による疾患を専門とする。
メルボルン在住16年。学生時代に日本人医療関係者のネットワークづくりに携わり、現在はJAMSNET Melbourne代表として、メルボルン在住の日本人を対象に、医療・保健に関する情報提供や支援活動を行っている。
 
● 心理カウンセラー
首藤まり子(しゅどう まりこ)
 
日本では精神科医、産業医、公認心理師として、医療機関、児童相談所、医療刑務所など、幅広い現場で診療・支援に携わる。
また、企業の産業医として長年にわたりメンタルヘルス支援にも従事。
現在はメルボルンを拠点に、海外在住日本人向けのカウンセリングサービスやセミナーを提供している。
 
 
 
主催・協力
在メルボルン日本国総領事館
JAMSNET(Japanese Medical Support Network)
Dengon Net / DN Media Australia