
こんにちは、ARIGA MOTORING SOLUTIONS です。
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様々な修理やサービスの内容をご紹介していますが、今回はハイブリッド車の修理例です。
車輌は2010年式 トヨタ カムリHVです、特に走行ができなくなる等の体感する異常は無いもののメーター上のスクリーンにハイブリッドシステムのエラーが表示される症状でした。走行はできていましたが勿論故障です、バッテリーユニットがチャージされない、電池が異常に熱を持つ、バッテリー出力の低下など、まだまだ他にも原因は様々です。
現代の車にはECU( Engine Control Unit ), ECM(Engine Control Module) というコンピュータの様なものが備わっています、これらはエンジンの働きを制御しているのですが同時に異常を察知してドライバーにそれを知らせます、ほとんどの修理にはスキャンツールと言うコンピュータの診断機が必要になります。ハイブリッドシステムの異常にもやはりそれが必要です。
今回このカムリのエラーはバッテリー温度の異常でした。が、診断機のエラーの読み込みで判るのはここまで、そこから更に実際にバッテリーが高温になっているのか?バッテリー温度を測るセンサーが壊れているのか?その配線なのか、配線の接触なのか、それらをコントロールするコンピュータなのか?はたまた車全体をコントロールするコンピュータの異常なのか、#$%#@*。。。。 抵抗値、ボルテージ。。。途方もない情報収集とフィジカルな作業によるしらみ潰しが始まります。
まずはインテリアパネルやシートをどんどん外していきます。カムリの場合は後席の腰の後ろにどーんとHVユニットがあります。
このネジやナットはほんの一部、全部の行程で100個以上のネジやクリップ類をどんどん外していきます。こういう作業時間は無になります。

HVユニットをごっそりと外してスタンドの上へ、ここから収集した情報をもとに分解しながらそれぞれの配線の抵抗値などをチェックしていきます。


最終的にほぼバッテリーのみが残りひっくり返した状態です。真ん中に通っている配線は温度センサーの集合配線なのですがこの内の白い線の部分が原因でした。許容範囲を超えた抵抗値によりECUは回路が繋がってないと判断していました。
その後バッテリーそのものもチェックしていきます。携帯電話の電池の様に古くなり腫れ上がって熱を持ったりもします。カムリの場合約7,5Vのセルが34個直列につながり274V以上もの出力を発揮します。それぞれに目視点検も行います。
HVユニットの修理点検が終了しトランクから車の中に戻します。50KG以上の重さを中腰で入れていくのでなかなかのトレーニングになります。
肝心の完了した写真を忘れましたが、その後内装も組み付けコンピュータをリセット、20キロほどテスト走行しエラーメッセージも消え良好、完治です。
色々な付随する作業も含めると実際には10時間以上かかってしまいますが、値引きではないのですが何かと考慮の上部品代と5時間の工賃で900ドル程の修理になりました。ディーラーなどでの見積もりは2000ドル〜結論次第、だったそうでお客様も大喜びでした。
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