その漢字 よみかた、だいじょうぶ?

皆さんは、読み方の分からない漢字や熟語に出会った時に、きちんと調べていますか?
日常生活やビジネスシーンで使われる漢字を中心にチェックしましょう。

その漢字 よみかた、だいじょうぶ? -『さ行』その4

 その漢字 よみかた、だいじょうぶ?

皆さんは、読み方の分からない漢字や熟語に出会った時に、きちんと調べていますか? 想像や思い込みで済ませてしまう人も結構多いのではないでしょうか。
コンピューターや携帯電話が全盛で、文字の入力は自動変換でそつなくこなせるこのご時世。但し、人前で読み書きするとなると、そうはいかないもの。でも書く機会は、ぐっと減っているから、今回は正しい漢字の読み方を強化したいと思います。日常生活やビジネスシーンで使われる漢字を中心にチェックしましょう。

さ行
世論
世間一般の議論や意見、世間の大勢を制している意見のこと。
半数以上の人が「よろん」と読んでいる言われていますが、「せろん」が正解。元々、よろんは「輿論」と書いたそう。
巣窟
すみかのこと。
漢字を見ただけで意味は分かりそうですよね。そうくつと読むので、間違って「すくつ」と読まないように。「悪の巣窟」など大抵、悪者が集まっているところを指す時に使われ、なぜか善良な人の集まるところには使われない。
相殺
お互いの貸し借りや、長所と短所の差し引きすること。
漢字の絵面が物騒ですが、そうさいと読みます。「そうさつ」と読んで周りの人を怖がらせないように気を付けましょう。
措置
物事の解決をつけるために、適切な対処をすること。
そちと読みます。大切な場面で使う言葉なので、「しょち」など読み間違えて相手を不安にさせないようにご注意を。