
「Medicareと受診までの流れ、受診先の選択肢」編
日本とオーストラリアでは、産婦人科を受診するまでの流れや、通院・検査・手術を受ける仕組みに大きな違いがあります。「日本の感覚で受診しようとしたら、思っていたのと違った……」と戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。
今回から数回に分けて、オーストラリアで産婦人科を受診する際に知っておきたいポイントをご紹介します。
今回は、Medicareと受診までの流れ、そして受診先の選択肢についてお話します。
※この記事は、私自身がメルボルン都市圏の公立病院2施設およびPrivateで勤務した経験をもとにご紹介しています。実際には、個々の状況や医療機関などによって異なる場合があります。
◆ まず知っておきたい「Medicare」
Medicare(メディケア)は、オーストラリアの公的医療保険制度です。オーストラリア国籍の方や永住者など、一定の条件を満たす方が対象となり、診察・検査・手術など、対象となる医療行為について費用の一部または全部が給付されます。
また、Pharmaceutical Benefits Scheme(PBS:薬剤給付制度)により、対象となる処方薬を比較的安価に購入することができます。
Medicareからの給付の仕組みについては、今後のコラムにて、Private specialistを受診する場合の費用とあわせて詳しくご紹介します。
◆ 「受診までの流れ」の違い
日本では、紹介状がなくても産婦人科を直接受診できます(大きな病院では紹介状が必要な場合もあります)。
一方、オーストラリアでは、まずGP(General Practitioner:総合診療医)を受診するのが一般的です。GPで診察・検査・初期治療を行い、より専門的な診療が必要と判断された場合に、産婦人科などの専門医へ紹介されます。
妊娠の場合も同様で、一般的には妊娠12〜14週ごろまではGPが管理を行い、その後、産科へ紹介されます。
とはいえ、「GPで何度も診察を受けなければ、専門医に紹介してもらえない」というわけではありません。Private specialistへの紹介を希望する場合は、その旨をGPに伝えれば、初診時に紹介状を書いてもらうこともできます。
◆ Public? それともPrivate?
GPから産婦人科に紹介される場合、受診先は大きく分けて次の2つです。
① Public Hospital(公立病院)
② Private Specialist(私立の専門医)
どちらを選んでも、最新の医学的知見やガイドラインに基づいた質の高い医療を受けることができます。一方で、費用や通院のしやすさなどには大きな違いがあります。
次回はPublic Hospitalのメリット・デメリットについてご紹介いたします。
![]() 医学博士 桜井 理沙子 |
日・豪両国の資格を取得した産婦人科医が 安心の日本語診療を提供します。 診療場所: Clynden Avenue Specialist Clinic
43 Clynden Avenue, Malvern East, Victoria 3145
診療時間: Mon to Fri: 9am- 5pm
Tel: 03 8102 5800
Email: info@drrisako.com(日本語でどうぞ)
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受診をご希望の場合は、GPにDr Risako Sakurai宛の紹介状を直接送付してもらうようご依頼いただくか、上記Websiteのお問い合わせフォーム、またはEmailからご連絡ください。日本語で対応しております。
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