自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。

自然の国の人だから - 二十四節気

 自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、
そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。
こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、
私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。
日本人の気持ちに立ち返ってみたら、
また違った2026年が見えてくるかもしれない。

自然の変化を的確にとらえた二十四節気と七十二候

日本と季節も真逆のオーストラリアでは、日本の繊細な季節の移り変わりも忘れてしまいがち。それでも、日本の知人へ手紙を書いたり、日本へ一時帰国したり、日本人の気持ちをいつまでも大切にしたい皆さんへ、知っていたら役に立ちそうな今年の二十四節気と七十二候を季節ごとに紹介します。日本への思いを馳せながら、言葉選びや旅の準備の参考に。

夏の二十四節気と七十二候

二十四節気 立夏 りっか [ 四立/八節 ]
2026年の日付 5月5日
意味 春分と夏至のちょうど中間に当たる。
夏の気配を感じられる頃で、夏の始まり。
この日から立秋の前日までを暦の上では夏と分類する。衣替えなど、夏の準備を。
七十二候と意味 蛙始鳴(かわず はじめてなく)
春先に冬眠から覚めた蛙が、本格的に活動を始める頃。5/5頃。
蚯蚓出(みみず いずる)
冬眠していたミミズが、他の生き物にひと足遅れて地上に出てくる頃。5/11頃。
竹笋生(たけのこ しょうず)
一晩で一節伸びるといわれるタケノコが出てくる頃。5/16頃。
二十四節気 小満 しょうまん
2026年の日付 5月21日
意味 気候が良くなり、草木が成長して生い茂ってくる頃。農家では田植えの準備を始める。
七十二候と意味 蚕起食桑(かいこ おきてくわをはむ)
”おかいこさま”と呼ぶ地方もある蚕が、桑の葉をたくさん食べて成長する頃。5/21頃。
紅花栄(べにばな さかう)
紅花の花が辺り一面に咲きほこる頃。紅花は染料として珍重された。5/26頃。
麦秋至(むぎのとき いたる)
麦の穂が金色に実り始める頃。穂を揺らす風は麦嵐、雨を麦雨という。5/31頃。
二十四節気 芒種 ぼうしゅ
2026年の日付 6月6日
意味 芒(のぎ)を持った植物の種をまいたり、田植えを始めたりと、農家が忙しくなる頃。
入梅間近で蒸し暑くなってくる。
七十二候と意味 蟷螂生(かまきり しょうず)
カマキリが卵から孵る頃。害虫を食べる虫として歓迎される。6/6頃。
腐草為螢(くされたるくさ ほたるとなる)
草の中で蛍が舞い、暗闇で光を放ち始める頃。6/11頃。
梅子黄(うめのみ きばむ)
梅雨入りと同時期で梅の実が薄黄色に色づいて熟す頃。6/16頃。

次回も引き続き、『夏の二十四節気と七十二候』を紹介します。